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獣の奏者エリン 第46話 「ふたりの絆」 感想

獣の奏者エリン #46 エリン

イアルがエリンに匿われたお話でした。何だかいい雰囲気。それと重ねてエリンとリランの心のつながりも感じられました。こっちの関係もまだ終わっていませんよ。

獣の奏者エリン 第46話 「ふたりの絆」

これまでニアミスもあって、エリンとイアルの2人の直接的な接点は決して多くはなかったけれど、出逢いからお互いに想うところはずっとありました。イアルの竪琴も物語の重要アイテムになっていました。


獣の奏者エリン #46
獣の奏者エリン #46

前話のキリクに続いて、今回はイアルの心の解放が見えた回だったと思います。
真王ハルミヤを護れなかった自分を責め、ダミヤの謀略により生き方そのものであった堅き楯(セ・ザン)さえ失ってしまったイアルは、進む道を見失っていました。
ここまでイアルが弱い部分をさらけ出したのもきっと相手がエリンだから。と思いました。毒や傷で弱っていたからではないですよね。

エリン 「どうしてこの右手で自分の幸せを掴むことを考えないのですか…?」

イアルは、「望むように生きればいい、あなたは人に操られた道具などではないはず」というエリンの言葉ですでに心が揺れていて、最後にこのエリンの涙の問いかけに彼もまた涙を流しました。
一瞬躊躇したけどそのままイアルがエリンを抱きしめたのは正直ちょっぴり意外でした。けれど、あれはつまりエリンの願いを受け取ったのかな、と管理人は思いました。
イアルはこれで堅き楯(セ・ザン)という重い枷から解放されて、自分の道を進んでいけるのではないでしょうか。管理人の希望も含んでいるし、あとはイアルが無事に生き残ってくれるのかなという不安もありますけども。


イアルはハルミヤに母を重ねていたし、エリンはイアルの"夜明けの鳥"に母を感じたし、リランは家族を持ったし、エリンの過去を振り返ってみても、この作品はずっと"家族"がテーマやキーになってると感じます。いまさらながらに。


獣の奏者エリン #46



さて、リランです。
リランがイアルを隠し通したのはエリンの命令ではあったけど、敏感な王獣はエリンとイアルの関係を察していたようです。エリンはイアルを警戒していないどころか、きっとエリンの発する"その人は大切な想い人オーラ"も感じていたのだと言いたいです。だってリランももうママですしね!(・∀・)

そして同時に、エリンとリランの関係も根本では失われていないようなので安心しました。
あとは予告バレですけど、エリンがセィミヤに会いに行くためにリランと飛んだのなら、つまりリランがエリンを背中に乗せたのなら、きっともうふたりはだいじょうぶなんだと思います。


# 以前にもありましたがエリンにソヨンの面影をみることがあります。キャラデザがどうとか、緑の髪と目が同じだとか、そうゆうものではないと思うのですよ。



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Chel
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