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獣の奏者エリン 第45話 「かごの鳥」 感想

獣の奏者エリン #45

今回も観ると30分があっという間なのでした。4クール作品でもうじき終わる頃なのに相変わらず安定して面白いです。
残りはあと5話。ラストはどういう終わりかたをするのでしょうか。少なくともダミヤは失脚して、リョザ真王国が新たな平和への道筋をつけたところで完結になるなのかな。

獣の奏者エリン 第45話 「かごの鳥」

誰だって"かごの鳥"、誰かに使われるだけの道具、にはなりたくないと思います。でも状況を受け入れるしかなかったり、知らないうちになっている場合があります。


獣の奏者エリン #45

キリクは後者だったと思います。
キリクはエリンをかごの鳥にはしたくありませんでした。エリンを妹ターナのように清らかに生きる者だと思っている彼は、「お前がエリンを飛べなくしたんだ」というイアルの言葉にショックを受け、同時にキリク自身もかごの鳥だったと気付き、涙を流しました。
迷いはじめていたキリクはこれで自分が何をしてきたのかを完全に悟ったのかな。最後に描写されたキリクの割れた仮面は正しいと思い込んでいたキリクの信念が崩壊したことと同じだと思います。

おかげで毒と傷を負わされたイアルが逃げ延びることが出来ましたけれど、そもそもイアルに毒を盛ったのはキリクな訳で…。もちろんダミヤの命令なのですが、これでイアルが死んでしまったらどう責任取るん!ヽ(`Д´)ノ という心境です。


獣の奏者エリン #45

"かごの鳥"前者のイアル、こちらは予告のおかげで毒イベントはエリンと密会フラグだったことが判明しました。キリク GJ!、…とはとうてい言えませんが。
今回でキリクシナリオはたぶん終了したと思うので(?)、次はイアルですね。堅き楯(セ・ザン)の職と命を追われて逃亡中のイアルと、ダミヤに利用されつつあるエリン。今後の展開が楽しみです。



あとは今回のメモ。

獣の奏者エリン #45

  • セィミヤがダミヤの求婚を受け入れた
  • イアルとカイルは独自に調査を行い、真王領と大公領の対立や真王ハルミヤの襲撃などをダミヤが裏で手を引いていたことをほぼつきとめていた。さすがセ・ザンと言うべき?
  • ダミヤは息のかかった新しい堅き楯(セ・ザン)を用意していて、それまでのセ・ザンを抹殺しようとした
  • 不審な動きを見せないために、ダミヤ自身も前もってワインに仕込んでいた遅効性の毒をイアルと一緒に飲んで解毒薬を使った。これならイアルが騙されたのもそれなりに納得できるかな。"毒"のキーワードは以前にもありましたけどね


次回、第46話は「ふたりの絆」。
予告ナレーションで胸が高鳴りました。エリン×イアルはじまる? あえてエリンの名前を先に持ってきましたが、さてどうなりますか。



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Author : Chel

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