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きらめき☆プロジェクト OVA 感想

きらめき☆プロジェクト OVA #1

2005 年のアニメ作品です。なかなか楽しめた作品でした。OVA 全5話で、長くもなく短くもなく上手くまとめられていたかなと思います。
カテゴリはロボットアニメだと思うのですが、間違ってもシビアなシナリオ/設定などはなく、勢いとノリを重視した作風です。

きらめき☆プロジェクト OVA

きらめき☆プロジェクト OVA #2
きらめき☆プロジェクト OVA #5

第1話で巨大美少女ロボット(ジュネリン)と自閉症気味の少女(カナ)が登場して、激しいアクションモノか、少女と巨大ロボットの交流モノか、と判断がつかなかったのですけれど、終わってみればカナが外の世界へと踏み出す一歩となった一連の事件にいろいろと味付けがなされていた成長のお話なのでした。

その中で企業戦士/職人の男たちの物語が意外と熱かったです。
彼らの魂と情熱と悲哀もこの作品の見どころなのでは。それがあるからこそ島田部長の悪人の立場も引き立ち、最後のバトルもそれぞれの立場で意味を持ち、この作品全体をいい感じで観れたかなと思います。

ヒロインのカナ(14歳/ジュネス王国王女)と大矢(妻子持ち)がちょっとイイ感じになったりして今後が気になるのですが、あとは視聴者の想像にお任せ、で END。大矢の自宅になぜかあったジュネス王国の紋章入りのアイテムの謎も、ありそうだったカナと大矢との過去話も、同様に謎のままなのかな(まさか親子……はないですよね?)。
コミックス版や小説版がどうなってるのかはわたしは知りません。



きらめき☆プロジェクト OVA #2
きらめき☆プロジェクト OVA #4
きらめき☆プロジェクト OVA #5

制作がスタジオ・ファンタジアなので例によってパンチラサービスも多いのですが、まさか巨大美少女ロボのパンチラを見ることになるとはね!( ̄▽ ̄;) HaHaHa...
きちんとパンツ(?)を履き替えていることが分かるあたりにスタッフの、もとい、カナのジュネリンへの愛着が見て取れます。ロボだって"女の子"なのですから。カナはジュネリンをそう見ています。

ちなみにこのジュネリンには、水中用装備としてスクール水着+浮き輪がセットになったような衣装もありました。装甲(衣装)をパージする様がいちいち無駄にカッコ良かったのですけど!(^^;


きらめき☆プロジェクト OVA #1 きらめき☆プロジェクト OVA #4
きらめき☆プロジェクト OVA #3

普通の女の子のほうのパンチラは、ほぼネネ(三女)が引き受けていました。戦闘用パワードスーツのときでさえパンチラとか、もう細かいことには突っ込みません。
ネネはカナに対してキツイ、冷淡なのかなと最初は思いましたが、そんなこともありませんでした。ネネはものをはっきりと言う子なだけです。



きらめき☆プロジェクト OVA #1
きらめき☆プロジェクト OVA #5

もう1体、カナの作り上げたリンクルという名のロボットもいます。この AI にして変形構造と機体性能はもういろんなレベルを超越しているとしか思えないのですがあえて突っ込みませんよ。
CV は金田朋子さん。癒されますね(・∀・)。…ますよね?



きらめき☆プロジェクト OVA #5
きらめき☆プロジェクト OVA #5
きらめき☆プロジェクト OVA #5

ラストバトルの、ジュネリン(美少女お人形ロボット) VS ザ・パーフェクト(軍事用ロボット)の肉弾戦は熱かったです。カッコよく動いてました。3DCG モデリングとは言え、見栄えのための作画調整も多いものなのでしょうか?
この作品の中の 3DCG 作画はそれほど違和感もなく画に溶け込んでいたように思います。見れば違いはすぐに分かりますけど、わたしはあまり気になりませんでした。



「ロボットに人が乗り込むのは非効率」とばっさり両断していたカナが最後にジュネリンに乗り込んで操縦、パワーを最大限に引き出すことになるのは、ある意味で"男の夢"的、巨大ロボット的なお約束ですね。深いようで浅い永遠のテーマなのかもしれません。

物語の結末は、カナが押し付けではなくロボットというものに対して向き合い、姉や妹、周りの人たちともこれからちゃんと仲良くなっていけそうな、そんな HAPPY END でした。
そしてメカ職人の男どもの魂と生き様が印象に残ります。



OP テーマ : 「キミノハートニコイシテル」 小枝
ED テーマ : 「SETSUNASA コミュニケーション」 小枝
どちらもなかなか好みかも。小枝さんの曲では「明日の Blue wing」が好きです。


以上、『きらめき☆プロジェクト OVA』の感想でした。楽しかったです。制作者さまや CAST さまには感謝です。ありがとうございました。



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Author : Chel

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