Little Colors

瞳子、まだ終わってないよ、乃梨子もいる、祐巳だってそうなんだよ ･ﾟ･(ﾉД｀)･ﾟ･

ようやく瞳子の祐巳への誤解が解けました。きっかけは瞳子が祥子さまを問い詰めたことからでした。

祐巳は瞳子に憐れみなど持ってはいない。施しでロザリオを差し出したりしない。祐巳は瞳子の家庭の事情を知らず、ただ本当に、純粋に、瞳子のことを想っていたと知らされました。
ずっと周りを拒絶し、遠ざけて、自分を傷つけてきた瞳子。瞳子がやっと祐巳の本当の気持ちを知ったときには、でももうそばには誰もいなくて…。
どうしようもなく自分の孤独と寂しさを感じ、ただ泣きながらあのとき祐巳に言われた言葉にすがるように 100 を数え続ける瞳子の姿が……(つд｀)

その場に崩れ落ちて小さく震える瞳子をもう涙目でしか見れませんでした･ﾟ･(ﾉД｀)･ﾟ･



100 を数えはじめたのは、心の中の大きな存在である祐巳に無意識にすがっていたのかなと思いました。落ち着くためだけではなくて、誰か自分をここから救ってほしい、という瞳子の叫びが聞こえるかのようでした…。

そんないまにも壊れてしまいそうな瞳子を救ったのが乃梨子でした。
仏像の特番を見に帰ったはずの乃梨子が瞳子のことを気にかけて戻ってきてくれたのです。さすが瞳子のことをいつも心配する、瞳子のことが大好きな乃梨子ちゃんです…！(つд｀)





瞳子はもう知ったはず。友だちだから、大好きだから、理由などなくても何となく声をかけたくなるのです。今日廊下で別れるときに瞳子が乃梨子を呼び止めたこと。それと同じことを帰り際に祐巳が瞳子にしたのですよ。

この日、瞳子は祐巳への誤解に気付きました。
後はどうすればいいのか、瞳子ならきっともう分かるはずです。まだ間に合います。取り戻せます。あとは瞳子が踏み出すだけです。

この先がどうなるのか、わたしは楽しみでしかたありません。
早く祐巳×瞳子の姉妹の契りを見たいのですっ！（＞＜*



今回で瞳子の立候補の目的が分かりました。瞳子が選挙に出たのは、落選して、山百合会や薔薇さまから遠ざかるためでした。
つまり瞳子は祐巳のことを強く想っているから、それだけのことをしてカタチにしないと祐巳のことを断ち切れなかった、ということですよね。

ずっと瞳子のことを見ていて瞳子の幸せを望んでいた演劇部部長は辛い思いをしている瞳子を救いたくてスールの申し出をしました。瞳子がそれを断ったのは、祐巳を断ち切るために部長を選ぶなんて出来ないからなのですけど、心のどこかでやっぱり祐巳に追いかけてきてほしいからというのもあると思いました。柏木の言うように。




今週は柏木が心憎いほどにまた奥深さを見せてました。
柏木は瞳子が去年の夏にバカンスの予定をキャンセルしてまで小笠原邸の別荘に行った理由を言い当て、クリスマスに祐巳と瞳子に何があったかを知り、瞳子にどうすべきかを諭していました。

柏木 「いつまでも逃げ続けていると、そのうち誰も追いかけてくれなくなるぞ」

瞳子は幸せになっていい、つまり瞳子は家族や周りを信じて自分の道を行けばいい、と柏木は言いました。

はじめて明かされた瞳子の秘密――瞳子が松平家の本当の子供でないことと、前回にちょっと触れた家の世継ぎのことが瞳子にそれをさせないのでしょうか。させないと言うより、瞳子の優しさがそうすることを自分で許さないのでしょうね。
つまり瞳子は自分の夢（おそらく女優になること）を捨てて、自分を育ててくれた松平家のために家を継ぐことを決めているのだと思えます。

瞳子パパの台詞から判断すると、

• 瞳子は自分の夢を家族にはじめて打ち明けて、小さな衝突が起こって家出した
• そのことが原因で瞳子ママはショックで具合を悪くした
• そんな母親を見て瞳子はやはり自分が悪いと思った
• 瞳子パパとグランパは"瞳子は自分の道を進んでいい"と言っている様子
• 瞳子にとって松平家は本当の家族のようなもので、だからこそ瞳子は恩を返したい

という感じなのでしょうか。

去年のバレンタインデー企画のときに走り回る祐巳を見て瞳子が感じた怖さもこの延長線上にあるのかな、と思ったりします。
まっすぐで自分を偽らない祐巳が、瞳子には羨ましくもあり、眩しかったのではないでしょうか。自分も思うがままに生きれたらいいのに、それは出来ない、してはいけないという思いが怖さを生んだのだと思います。瞳子がそうしてしまったら大好きな家族を裏切ることになってしまうから。

でも瞳子が自分の夢に向かうこと、それは決して子供のわがままではなくて、子の幸せを願う親の愛だということを、瞳子が信じて踏み出すべき。ということなのです。きっと。
白地図に自分の好きな色を塗っていい、ということですよ、瞳子ちゃん。






バレンタインデー企画の説明パンフレットに思わず手を伸ばす瞳子はホント素直じゃなくて、いじらしいほどに可愛い。
乃梨子からもパンフレットを渡されてしまって2枚になってしまい、何ともいえない困惑するような瞳子にも(*´д`*)ﾊｧﾊｧでした。


柏木が車の速度を急に上げたときは、彼の心情がよく分かるほどに画面から迫力を感じました。『マリみて』では珍しいくらいの緊迫感もありました。
そのあとの瞳子の機転も良かった。
瞳子 「お兄さま、おしっこ！」
ハァハァなんかしてはいけませんよね、ここは(*´д`*)ﾊｧﾊｧ


あと、いつか書こうと思ってたのですが、OP/ED ともかなり好きな曲になってます。




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