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鉄のラインバレル 第22話 「鬼を喰らうモノ」 感想

鉄のラインバレル #22

加藤機関の真の目的が明らかになり、人類は人としての生き残りをかけて最終決戦へ…!

鉄のラインバレル #22 鬼を喰らうモノ

鉄のラインバレル #22

ずっと敵だった加藤機関と共闘というのは、これこそ『ラインバレル』の描く熱血ヒーローモノだと思います。

加藤機関の真の目的は、向こう側からの侵略を阻止撃滅すること、来るべき最終決戦へ向けての戦うチカラと意思をこの地球で育てること――!!

展開に驚きです。
久嵩はそのためにえらく無茶や酷いことをしたとも思えますけど、久嵩の理念にブレはないように感じました。地球侵略に対抗しうる強いチカラと強い意思を持つには、死を思う/忘れないことが必要であること。久嵩はその信念のもとに行動してきました。

浩一は久嵩の共同戦線の提案を受けたけれど握手はしなかったのが、JUDA および地球側の気持ちの代弁ではあると思いますけどね(;´ー`)
他に手段がないのならそうする、だけどいままでしてきた行為を許すことは出来ない、という言葉と態度があったから、これはこれでいいと思いました。『ラインバレル』って最初からずっとこういうテイストだったですし。


久嵩は尖兵としてこっちの世界へ来て準備を進めるためには、造反していた父親を殺して向こうの世界で信任を得なければならなかった。だから父親を撃ち、父親も抵抗せず久嵩に撃たれたのでした。
絵美こそがカウンターマキナのすべての力を解放することが出来る、という父親の台詞は、モードBや今回の浩一の覚醒のことでもなければ、ラインバレルにはまだ力が眠っているということなのかな? それとももう過ぎた話?(^^;



鉄のラインバレル #22
鉄のラインバレル #22

ラインバレルとヴァーダントの激突は、森次が浩一に戦い方を教えるため、でした。
浩一に真のラインバレルの使い方を引き出させ、そのデータをもとにハインドカインドがフォローする、というのも計画のうちだったようで。
それほどに向こう側の戦力が大きいということなのでしょうね。
山下の"森次さんはやっぱり信じていた森次さんだった"みたいな笑顔が印象的でした。でも森次のやってきたこともちょっと酷いと思いますよ、山下くん(^^;


鉄のラインバレル #22

石神社長は誰かが肉体を捨ててフラッグと融合する必要があったために、自分が犠牲になったのでした。つまりシステムの中でいちおういまも生きてるのですね。ビデオホログラムは相当怪しかったものなぁ(笑)。
社長も久嵩と同じ目的を持って違うアプローチから行動していたようです。JUDA 対加藤機関の争いの構図を作ることでその目的は果たせていたようですね。


イズナは桐山の中に複数の意識、でも中身はからっぽのモノを見たと言いましたけど、それが向こう側の人間の行き着いた結果だそうです。
機械と融合し、与えられた役割やゆらぎ以外に個のない画一的な人間。欲望がないゆえに争いもなく技術だけの発展を遂げる世界。それを悪いとか人間じゃないと思えるのは、自我や欲望や夢を持つ人間だからこそで、だから抗うのでしょうか。
マサキはその"マキナ人間"なのですかね。改造された桐山もそうでした。
マキナ人間はあれだけの異常なDソイル活性化率でマキナを扱える、融合できるのなら、向こうの戦力はまさに超絶レベルという気がします(汗)。

久嵩の描く作戦は、向こう側から来る侵略部隊を次元の狭間に永遠に封じ込めること。そのためには向こうの計画通りにディメンションピーラーを起動し、次元の穴を作る必要があったのです。


鉄のラインバレル #22

JUDA と加藤機関と地球軍連合は向こうの世界からの地球侵略を止めることができるのでしょうか。
相当にキツイ戦いになりそうで、覚悟の上で罪を犯した数人はたぶん散っていくのだろうなぁと思います。誰とは言いませんけど。(´・ω・)



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鉄のラインバレル  第22話 『鬼を喰らうモノ』より感想です。 加藤との共闘展開へ・・・。

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Chel
Author : Chel

* おもに深夜アニメの感想/レビューを書いています。…のはずがいつのまにか朝/夕方アニメの感想が多くなってた。どうしてこうなった。
* 妄想系劇場型、思い込み脳内補完の感想記事をよく書きます。解説や考察は出来ません。

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