
バーディー過去篇の後篇です。
つとむがバーディーの過去の出来事を追体験したことで、バーディーが意識を取り戻し、存在が消滅してしまう危機からは免れました。
ほぼセントラルタワーテロの回想だったけれど、いろいろと明らかになったり謎のままだったり、面白かったです。
バーディーの幼少期とヴァイオリンのことを知ることが出来ましたし、その思いをつとむも共有できたことには意味があると思います。2人はいまは二心同体なのだし、とくにつとむのほうがバーディーのことを知ることは物語が進む上でいいことではないでしょうか。
ヴァイオリンについてはどう表現すればいいのか、複雑ですね(´・ω・)
優しそうだったヴァイオリンが実はバーディーの願望としての記憶だったとは思いませんでした…。
ヴァイオリンはイクシオラを育てるだけのただの養育マリオネット、かいがいしく親代わりとして世話などしない、ましてや人間でもない――そのことは幼いバーディーには受け入れられない事実だったようです。
それでもヴァイオリンはバーディーを助けようとし、最後までバーサーカーから守ろうとして、…死んでしまいました。あんなにも無惨に"壊れて"。
バーディーの流した涙は人ではないヴァイオリンを認めたくない気持ち、ヴァイオリンを殺された怒り、悲しみ、いろんな感情が混じっていたように思いました。
バーディーはたとえプログラムされたモノであったとしてもヴァイオリンのことがいまでも好きだと言いました。その想いがいちばん大切なことではないでしょうか。バーディーにとってヴァイオリンは母親であり、ヴァイオリンが機械か人であるかということは問題ではないと思います。

セントラルタワー爆破テロ事件の詳細はこうでした。
- 2年前にテロを起こしたクリステラ・レビがイズダルタと組んだ模様
- バーサーカーをタワー内へワープさせた
- 地下の動力炉を使ってタワーを崩落(?)させた
- 気絶したバーディーを抱えていったのは誰なのか? 今回でも分からず
テロが起こる前にヴァリックがナタルをどこかへ連れて行きましたが、確かダスクはこの直前にイズダルタを抜けていたので、ヴァリックは代わりにナタルを利用したのでしょうか。

テロ最中の戦闘の作画は、好意的に見れば、線を省略することで動きを豊かにするというパターンかも。『創聖のアクエリオン』でも一度だけありました。
手抜きではないと思いますけど…いやどうなんでしょ?(^^;;
もうちょっと何とかなったかもという疑念が残るレベルでしたけど(;´~`)、作画崩壊と言える類のモノではないと思います。画面の勢いと迫力はあったと感じました。

ラストでバーディーが自身の意識を取り戻して再びつとむと二心同体になる演出が良かったです。このバーディーが超カワユス。
次回から再びリュンカ事件の物語が動くので、引き続き期待してます。
鉄腕バーディー DECODE:02 第01話 「After All」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第02話 「Simple Twist of Fate」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第03話 「Somewhere in Time」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第04話 「Tears Are Not Enough」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第05話 「Before It's Too Late」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第06話 「A Prisoner of the Past」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第07話 「We Will Meet Again」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第08話 「Falling in Love with Love」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第09話 「Space, Time, and You」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第10話 「It Never Entered My Mind」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第11話 「Both Sides Now」 感想
鉄腕バーディー DECODE:02 第12話 「Before Long」(最終話) 感想
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鉄腕バーディー DECODE:02 公式サイト 『We Will Meet Again』 脚本:水上清資 演出:堤雄一郎 絵コンテ:森田宏幸作画監督:仁保知行 りょーちも 中屋了 作画監督補佐:坂崎忠 高田晃 明かされるセントラルタワーの悲劇。バーディー(千葉紗子)の「バーサーカー殺し」と