
バトルはありましたが七星との全面戦争にはなりませんでした。
前回でいい雰囲気のまま終わったのに、呪いから解けたのに、眞姫那はオーリを自分の契約僧とはまだ認めていないのでした。
それほど景世への想いは強かったんですね(´・ω・)
景世が命をかけて守ったオーリだからこそ、眞姫那はそのオーリを僧として戦いの場所に連れていきたくないという気持ちもあるようです。眞姫那の連続ビンタは保護者としての愛情の証だと思います(笑)。
けれどオーリと眞姫那のペアはこれから先だいじょうぶなのかな(^^;
契約僧と屍姫のお互いの気持ちが強く結ばれるイベントがあるなら楽しみなのですが、このまま眞姫那だけが戦うお話になっちゃったら第2期の意味や魅力がなくなるような気がします。オーリの立場がないです。
そのためにはオーリも強くならないとね…。強くなるのかなぁ。
この二人の関係が今後どういう形になるのか予想がつかないのもわたしにとってはこのアニメの面白い部分なのです。
未練: 人が死ぬ間際の微かな執着
性(さが): 人が生まれたときから持っていて膨れ上がった思い。人間の根源
今回で、七星は未練ではなく性(さが)で動くだとか、人の本性がどうとか語られました。が、これは七星と屍姫の生まれの立場の違いを述べただけだと思います。
まさか人生観や宗教観の微妙なテーマをこのアニメでやりたい訳ではないでしょ。
言いたかったのはおそらく七星の強さは"未練と比べての性(さが)の生来の強さ"であり、北斗がこのどちらも持たず、だからこそ誰よりも強いとか、そういったモノではないかと。
というかわたし自身が宗教にも詳しくないので、何となく「ふーん」と聞いていただけなのでそう思いたいのです(汗)。
同門の僧が屍になったのを信じようとしない光言宗の僧たちがオーリと眞姫那を捕らえようとしたところ、七星が本山の裏庭に出現。
七星は星村の娘である眞姫那のことを確かめに現れた様子です。構築した陣地の中へ眞姫那を取り込み、戦いを仕掛けてきました。
未練というものの弱さ、眞姫那の弱さを見て失望した狭間は、オーリの中に性(さが)を見つけ、体をつらぬいて殺す――。いや死んでないのですけど、屍にするつもりでした。
ここで眞姫那が景世への想いを思い出し、覚醒。狭間の予想を上回る動きを見せました。
ところが助けに入った北斗の強さが異常。
光言宗の契約僧と屍姫たちが陣地を破って侵入。結界で力が制限され、殲滅は出来るが北斗にダメージを与えたくないと言う七星は退却していく――。
< /今回のあらすじ ここまで >
命が危険なのに 眞姫那にスルーされるオーリ が(涙)。
この二人はもうダメかも分からんね(^^;

今回でふと、眞姫那が持つのは未練のみではないかもしれない、と思いました。
屍姫になった原因はもちろん未練もあるでしょうけど、眞姫那は小さい頃から景世と会っています。それから屍姫となってからも一緒でした。ずっと一緒に戦ってきました。
ありますよね。眞姫那の中に育まれてきた想いが。
そして景世を殺した七星への憎しみも。
くどいくらいに景世にこだわる眞姫那の描写はそういうことかもしれませんよ。北斗には未練も性(さが)もないと言いました。もしも眞姫那には未練も性(さが)も両方あるとしたら?と思ったのです。
わたしは原作を知らないので、またズレた考えかもしれませんけど。
次回、第3話は「愛しき異形」。
予告映像を見る限りではお風呂回で、あと眞姫那とオーリの関係に微妙な変化がある?
屍姫 玄 第01話 「光の道筋」 感想
屍姫 玄 第02話 「我が敵」 感想
屍姫 玄 第03話 「愛しき異形」 感想
屍姫 玄 第04話 「異月の貌」 感想
屍姫 玄 第05話 「性と未練」 感想
屍姫 玄 第06話 「幸福という怪物」 感想
屍姫 玄 第07話 「ありふれた望み」 感想
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「北斗 至高の強さ」論に なるほど、と。
- 2009/01/09(Fri) 23:24ペンギン座 #jVrB2T.. [] [編集]
記事リンクのうえTb有難う御座います。
【注意書き】↓に今気付きました(滝汗)…お手数お掛けして済みませぬ。
->TBが届かないときはどうぞコメント欄を使ってくださいませ。->
[御礼コメント(お役に立てましたら)]
>北斗がこのどちらも持たず、だからこそ誰よりも強い>
ここのご指摘は「なるほど」、と。
「甘さ」がなければ「弱み」もまた持ち合わせない…。最初から「人外の者」故に…
ということにはなりそう、ですね。
>もしも眞姫那には未練も性(さが)も両方あるとしたら?>
この着眼点 興味深いですね。北斗との対比(or対)という意味で。
マキナには「特別な何か」があるのかもしれませんし、オーリもまた然り。
ただ…その場合「性(さが)」が未練をも内包する、という関係になろうかと。
「憎しみ」がどれ程強かろうとそれを「闘う理由」にしているうちは限界があります。加えて「大義」も否定している訳ですし。
ジブンやジブンの家族の「憎しみ」を越えたところにある「”誰か”の為、されど、己の為」。
「背負うもの」があって、かつ、それをジブンのものとして昇華する、その過程を経て「本当の強さ」にたどり着けるのではないでしょうか?、ヒトは。
まあ…私見ですけれども。
何かのご参考になりましたら幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。
-
- 2009/01/10(Sat) 01:33Chel #uWMNODuI [] [編集]
▼ペンギン座さん
TBの件はお気になさらず。定期確認でほかのブログ様のところに行くとTB記事を見かけたのでお伺いしたところ、記事リンクに書いてありましたので(^^;
もちろんすぐに気付かない場合も多いと思いますので、コメント欄を使ってくだされば助かりますです。
注意書きも気まぐれでよく変えますので目に留まらないだろうと思います。ごめんなさい(汗)
>>北斗がこのどちらも持たず
この台詞は作中であったのですけど、それと「強さ」の関連は作中であったのか、自分の勝手な脳内なのか、うろ覚えです(^^;
自分はよく思い込みで記事を書くので…
>>もしも眞姫那には未練も性(さが)も両方
これは、まあ書いたとおり、ふと思っただけなのですけど。
狭間がいやにはっきりと「性>未練」なんて言い切っちゃったので、じゃあ眞姫那はどうやって七星を倒すの? あの異常に強い北斗も?。となって、何かきっかけとか理由があるんだろうなあ、と思ったのです。
理由もないのに都合よく何度も何度も「覚醒」で片付けるのは脚本的にちょっとナー、と。
当たれば嬉しいのですが、普通にハズレることが多いので、あまりきにしないでくださいね。
コメントありがとうでした!
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