
辺鄙なサナトリウムで療養中の金髪少女ニナのお話。怪奇ホラーっぽいお話でした。病院でホラーだとわたしはゲーム『サイレントヒル』を思い出します。名作デス。
地獄少女 第17話 「硝子ノ風景」

今回はシナリオが少し異色でした。パソコンからではなく"魂でのアクセス"で地獄少女は来たというのに、あいは「願いを聞けない」と断るし、そもそも呪殺のターゲット(相手)が出てきませんでした。
ニナの目的はあったのですけれどね。彼女の正体は 人形。人形の持ち主だった少女の名前がニナなのでした。
持ち主の少女(ニナ)は寂しい思いをしたまま死んでしまったのでしょうか。その寂しい、家族と一緒に暮らしたい、ずっと待ってる、という想いを人形(ニナ)が受け継いだのかな。
人形のニナは訪れた柴田親子に「ここで家族としていつまでも暮らすこと」を迫りました。
ポルターガイストとか、樹木が襲ってくるとか、何か作品がちょっと違う感じのプチホラー。むしろこれはあいが加害者を懲らしめるほうの手段です。

襲われた柴田親子を助けたのは閻魔あい。
人形(ニナ)は自分が生きた人間ではないただの人形であることを悟らされて大人しくなり、最後はつぐみに抱かれたまま砂となって消えていきました。ここも描写がホラーぽかったですね(´-`;)
呪いの対象は帰って来ないで少女ニナを独りぼっちにした父親だったのでしょうか。誰か人を呪わないと地獄少女と接点がないことになりますし。
今回がほかの話とは大きく違うと感じたのは、誰も地獄送りにされることがなかった話だから、です。人形は魂を持って、そして消えていったけれど、地獄送りにされた訳ではないと思いますし。
行く先々で柴田親子と会うことに、いよいよ従者たちは「お嬢に意図があるか、あるいは無意識に柴田に教えている」と疑うようになっていました。
つぐみがあいの見ている景色をなぜか見ていることを彼らはまだ知りません。柴田をアヤシイと思っているなら、四六時中監視すれば気付くと思うのだけどね(^^; 一目蓮ならできそうなのに。
いつも無表情で考えてることは分からないけれど、あいはもの思いにふけることがやはり多くなったように思います。そういうカット絵がまたありました。

あいちゃん可愛いです。
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