
『orange』第1話の感想です。

切ないけれど心があたたかくなるような青春恋愛モノかな。10年後の自分から届いた手紙をもとに、主人公たちが未来を変えていく、という少し不思議なギミックが入った作品。だけどテーマとしては選択肢をクリアして望む未来を掴むというものではなく、過去や起こった出来事は変えられない、だからあとで後悔しないようにいまこのときを精いっぱいに生きる、そうやって自分を変えることで未来は変えられる、ということを伝えたいんじゃないかなと思った。第1話が終わってもう一度アヴァンタイトルを観返してその思いを強くした。ま、"生きる"系の 1つの普遍のテーマで、エールですね。

自分は責任から逃げて他人に押し付けていたことに気付いた菜穂が打席に立ったシーンがよかった。手紙のことがあるにしても、同じ後悔をするにしても自分が思うままにやるべきことをすると踏み出した菜穂の勇気と成長がいいなと思った。未来からの手紙には当然に結果のことは書かれてない。やらなかった後悔と、やって失敗してしまった後悔、そんなものは手紙がなくても分かる、誰もが直面する人生の日々の選択。それでもいつも逃げていた菜穂が覚悟と勇気で踏み出した。
未来が分かるからこそ生まれると思うすれ違いや葛藤や悲哀のドラマとともに、菜穂たちの甘酸っぱい青春と恋愛模様を楽しみたい。
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