
穂積ちゃんの最高の笑顔。『甲鉄城のカバネリ』最終話の感想です。

生駒と美馬たちの戦いに決着を付け、生駒と無名のふたりがともに生き残った、いい締め方だったと思う。カバネや甲鉄城が世界観や作品の雰囲気を作ってましたが、お話は最初から生駒と無名の出逢いと生きる道を見つける物語でした。というかもう、最後に無名ちゃんの眩しい笑顔を見られたのでよかった。
生駒に倒されるときの美馬の「臆病者を見つけたか」の台詞。美馬は恐怖からただ逃げていたことを自覚してたのね。美馬はずっと世界を呪いながら逃げ続けることに疲れていた、だから誰かが自分を終わらせて楽にしてくれることを望んでいたのかも。
そんな美馬が生駒に弾丸を撃ち込みながら「立て!」と言ったのは、生駒と戦い続けたかったからではなく、命を燃やして自分を倒した強い男への"祝福"、世界と戦い続けることや無名や人びとのことを生駒に託したかったからなんじゃないのかなと思った。最後の弾丸が白血漿だったのは知ってた。
無名が美馬を刺したのは兄さまとこれまでの自分の生き方との決別。弱くても生きる。チカラは誰かを守るために。穂積ちゃんになった無名ちゃんは人として強くなったね。そしてそんな無名を見た美馬は安心して逝けたのかもしれない。
金剛郭を脱出する甲鉄城の中で、無名ちゃんは横たわる生駒に「約束を果たしてない!」と必死に叫んでた。その約束は無名ちゃんがカバネリから人に戻ることではないですよね。心や生き方が人を人足らしめる、夢や想いは人が生きていくための強さになる、なら無名ちゃんにとって生駒と一緒に夢見た世界をともに生きることが大切なこと。だから生駒は生きていかなければならない。というか かわいい無名ちゃんを 12 歳の未亡人にするなんてとんでもない。それは人でなしのすることだ。つまり生駒もまた人になったのだ。



来栖がかわいかった(^^; 菖蒲さまはおっぱいを見せつけて戦う相手が何であるかを主張してた。こんなん聞くしかないし従うしかない、ずるい。かわいい。




『甲鉄城のカバネリ』は美麗な作画やアクションシーンが素晴らしく、キャラデザインや作風に古きよきアニメの匂いがする作品でした。もう少しカバネとのバトル寄りのお話でもよかったと思うけれど楽しめました。無名ちゃんがかわいかった。
スタッフやキャストさま、いい作品をどうもありがとうございました!
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