次の第13話(最終話)の分は観てからまた書きます。

作品を好きになると贔屓目になるのかどうか自分ではよく分かりませんが、シリアスでもすごく面白かったです。ちょっとイイ話でも素直に楽しめてしまいました。
第12話はなぜサブタイトルが分かれているのか謎なのですが、「一姫二太郎三虎子」(前振り) → 「虎子故に迷う鬼心」(解決篇)という流れでした。
原作の話数通りなのかな。マンガとアニメは違う作品だと思っているわたしは踏襲しなくてもよかったのにと思うのですけどね。


ようやく鬼百合さんが登場です。鬼百合は虎子の姉でした。母親違いの。
プチ家出をした聞き分けのない虎子を思わずひっぱたいてしまった鬼百合ですが、それは虎子を想う不器用な気持ちの表れ。
あんなフリーダムな性格の虎子がなぜ姉も苦手なのか分からないけれど、いいお姉さんではないですか。
そして意外にも今回で狐もいい兄だと思ってしまいました。いや実際そうなのでしょうけれど…。


今回、この姉妹の話を軸にしてさらに語られたのは、虎子とその仲間たちの関係ですね。
歩巳は普段からいい子なのでいいとして、龍姫の「(虎子を誘って)みんなで一緒に帰りましょう」の台詞は良かった。龍姫は「虎子と鬼百合さんが似てないのは血がつながってないからかしら」、ということを一見無神経みたいに言うけれど、こういうこともさらっと言える実は友だち思いの子。
雀もかなり不器用な子ですが、虎子のために鬼百合に行動をうながしました。無言の抗議で。(^^;
「む~~~っ」と言いつつ拳を当てるのは雀らしいというか、可愛いというか…。
ヤンキー潮もアレでとてもいい子ですし。
虎子と潮の絡みはヒャッコの中でもかなり好きなコンビかも。

冬馬はもうほとんどツンデレ。
「家に泊めて」と虎子に言われた冬馬はたぶん内心ではかなり嬉しいのではないかと、わたしは本気で思っています(笑)。
屋上で虎子を心配そうに見つめて、隣のベンチに腰掛けるところも良かったです。

子々はもういろいろ好きだ。
あの分かりやすくて期待を裏切らない反応がすごくイイ。たぶん作者にとっても動かしやすいキャラなのではないでしょうか。
結局、虎子のまわりにはいい子がたくさんいる ってことですよ。
それにしても、"鬼百合"というのはいくらなんでも人の名前としてどうなん?と思うのはわたしだけではないはず。植物としては普通にあるらしいのですけど。
オニユリ。芳香のある耐寒性多年草(球根植物)であるユリ科の一品種。花は橙色で濃茶色の斑点。
学名 Lilium lancifolium
英訳 a tiger lily ←干支はコレですか?
次回、第13話(最終話)は「四人虎を為す」。
1時間スペシャルで連続放送だと余韻が少なくてちょっと寂しい(><;

ヒャッコ 第01話 「虎子相まみえる」 感想
ヒャッコ 第02話 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」 感想
ヒャッコ 第03話 「前門の虎 校門も虎 / 張子の虎」 感想
ヒャッコ 第04話 「牛飲馬食虎食 / 虎は虎連れ」 感想
ヒャッコ 第05話 「合縁虎縁 / 人には沿うてみよ、虎とは闘ってみよ」 感想
ヒャッコ 第06話 「向こう三軒両側に虎」 感想
ヒャッコ 第07話 「狐虎で会ったが百年目 / 虎の怒りを買う狐」 感想
ヒャッコ 第08話 「虎に立つ矢 / 虎を描いて猫に類する」 感想
ヒャッコ 第09話 「情けは虎の為ならず / 雀よ、さらば与えられん」 感想
ヒャッコ 第10話 「虎に翼」 感想
ヒャッコ 第11話 「虎口を逃れる」 感想
ヒャッコ 第12話 「一姫二太郎三虎子 / 虎子故に迷う鬼心」 感想
ヒャッコ 第13話 「四人虎を為す」(最終話) 感想
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私も次回とセットだと思います
- 2008/12/26(Fri) 07:59westernblack #tEFtGiEI [] [編集]
原作では中盤ちょい過ぎでいきなり登場するシリアス話で、やはり2話構成と記憶しています。しかも引きが激しい(この流れでいきなりビンタ→「姉ちゃんのバカ!」的なセリフ)ので、ご記事を見て気づきましたが、あえて区切ってタイトルを変えたのはそういう印象づけのうまさへのオマージュだと思います。原作はyahoo画面上でweb公開版が販売されており、私の記憶ではこの平手打ちまでが立ち読み版だったと思います。ここまで読んで、webの完全版や単行本の購入に走った読者も多いのではないでしょうか。かくゆう私もその一人(笑)
次の入学式&家出回とセットだというご意見に同意です。この回が非常に重いので、ラストシーンがあっても「ヒャッコ」としてはちょっと舌がじゃりじゃりするような後味でしょう。やはりこの作品らしく終わってほしい。そのための次回ではないでしょうか
それでは失礼します
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- 2008/12/26(Fri) 16:14Chel #uWMNODuI [] [編集]
▼westernblackさん
>印象づけ
あ、なるほど、そうゆう意図があったんですね。
少なくとも一人以上効果があったのなら成功ではないでしょうか(笑
続きを読ませたいという引きはもちろん制作側の意図が大きいけども、見ている側もけっこうwktk感がありますし(
>やはりこの作品らしく
シリアスでイイ話でしたけどちょっぴり重かったですね。
でもこういう話もヒャッコで作れると分かるいまなら、余計に第2期を…っ、となります。
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