
サブタイトルからして"煉獄少女"だし、いつもは ED 直前で見る名前の刻まれた蝋燭の描写から話がはじまっていて、すごく期待を持たせる回でした。
地獄少女 第13話 「煉獄少女」

地獄少女をまた"見た"つぐみが、「どこの本屋で見たか」、「どんな本が置いてあったか」と父親に聞かれ、思い出して赤面(*´д`*)ハァハ(ry
つぐみのその様子を見た父親が気付きました。さすがは父親というべきか。
柴田 「さては大人の雑誌か。 H な本 がいっぱい置いてあったんだな?」
おいおい何プレイしてるんですか娘相手に。
フリーライターは地獄少女のことをいろいろ嗅ぎまわってるけども、そもそも閻魔あいの家、というかあの世界は、こっちと同じ時間の流れを生きていて干渉し合えるのでしょうか。
地獄少女はあくまで噂レベルじゃないといけないのかな。
輪入道は気が進まないのかどうかよく分からないけど、あのお姉さんはいざとなればフリーライターを殺すとでも言うような口ぶりですよ。すべてを知ってしまったとき、男の命は終わるのでしょうか。
お姉さんたちが「お嬢(閻魔あい)の行動の理由が分からない」と言っていたのもちょっと気になります。古本屋に立ち寄ったことを指しているのかな。これについては画家の男がちょっと語ったけども…?
辿り着いた古本屋で柴田が見つけたのは、『煉獄少女』という50年前の作品。
"煉獄通信に手紙を出せば、煉獄少女が恨みを晴らしてくれる――。"
絵と文:ヂゴク オチロー
50年前でこの PN はいいセンスだと言わざるをえません。
フリーライターが古本屋の店主から情報を聞き、当時の編集長を訪れて、そこからはわたしも一緒に話を聞いてるような感じで観てました。
フクモトという挿絵画家が、メイン作家の急死で一度だけ書いた原稿。
雑誌の雰囲気に合わないという理由で差し替えられた絵。
それが――、

地獄少女の存在を妙なリアルさで感じた瞬間でした。もちろんアニメの中の話としてだけど。何か感覚が作品の中の現実世界とはじめてリンクしたような。それまではあまりにもすがすがしい必殺地獄人のお話だったので、あんまり現実感がなかったんです。
と同時に、この話以降は閻魔あいの謎についてのエピソードが多くなるのかな?と思いました。やっぱり作品全体としてのシナリオはあったんだな、と。

"強い恨みを持った人間だけに新聞の尋ね人欄の文字が浮かんで見える"と言うのもなかなかよかった。むしろ現代の WEB サイトよりこっちのほうが雰囲気も風情もありますね。
フリーライターが挿絵画家のフクモトの居宅に辿り着き、そこでフクモトの最後の仕事を見ることになりました。



ここからの展開が良かったナー。
地獄送りの刻印を受けた者のその後の人生観。
いずれ地獄少女と巡り合うだろうという宿命のごとき予言。地獄少女は何かを伝えようとしている…。
油絵から滲む涙。
――そして消える蝋燭の灯火。

見ていてちょっと身震いしちゃったよ(ノ∀`)
最初に感じた通りにこの回はすごく面白かったです。見て良かったです。
ちなみにあいちゃんによると、地獄もけっこう広いらしいよ。
よく映画やアニメで「地獄で逢おう!」という台詞を聞くけども、広いから実際会えるかどうか分からないんですって! みなさんも約束には気をつけようネ(´-`)
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