
最後の2重トラップは効きました。精神的に。
喰霊 -零- #08 「復讐行方 -ふくしゅうのゆくへ-」
予想通りに冥は殺されたのだけど……。
そのシーンの冥と黄泉の心境を想像するとキツイです。

冥は少年に利用されていただけでした。
冥の胸の内に黄泉に対する羨望や妬みの黒い感情は確かにあったけれど、襲ったのはおそらく埋め込まれた殺生石によってそれが増幅されてしまったから。
冥は…黄泉の構える刃の前で再び我に返ったのですよね。石の効力が失われたからかな。
「違う」と冥は叫びました。「あれは本心じゃない。自ら望んだことじゃない…!」

黄泉もそれに気付きました。
でも事実は変わらない。そして胸の内に湧き上がった激しい憎悪も抑えきれない。
冥は父を殺した。愛する父を。冥はもう人間ではない。人間には戻らない。斬るしかない。
許しを乞う冥の叫びを、黄泉は正気のままあれ以上もう聞いていられなかったのではないかな。
そして黄泉は冥をその手にかけました。
その衝撃のままエンディングですよ。何ともいえない気持ちだった訳です。
わたしは ED を聴きながら、C パートがありそうなのでこのあと次回にどう続くのかなと見ていたのです。
突然攻撃が飛んできてびっくりしたけど、黄泉が刀でなぎ払って。ここですっかり安心していました。
少年が現れて会話。
冥を惑わせたのは――、
"殺生石"。

油断だったのか、あまりに数が多かったのか、黄泉は無数の刃によって貫かれて。
…死んだのかな。黄泉…。

思えば冒頭から仕打ちがひどかった。黄泉は父の死に泣き暮れる間もなく、家督を譲り渡し、獅子王を取られ、気に入っていた部屋も追い出され、飯綱との婚約も解消されそうな雰囲気に。
あとのことを考えると微妙だけど、まだこのときは黄泉も普通の女の子な訳で…。
神楽も一人立ちを迫られ、諫山家から追い出されて。
それもこれも全部、諫山(弟)親子のせい。(><;

「もともとわたしには何もなかったんだから――。」
「あなただけよ、神楽。」
このときの黄泉の言葉は本当に本心からだった。と思います。
黄泉は神楽のことを"最後の宝物"だと言いました。こんな状況でも黄泉が強い心を持つには、神楽の存在に寄りかかるしかなかったと思うのです。だっていくら強くても諌山黄泉は普通の女の子なのだから。
いつのまにか眠ってしまった神楽に毛布をかけようとした。そっと神楽の頬に手を触れた。――それが黄泉と"妹"神楽との最後の触れ合いに?(´・ω・)
神楽は寝ていたので、黄泉の最後の姿を見送ることも出来なかった、と考えると。・゚・(ノД`)・゚・
起きたら黄泉お姉ちゃんがいない訳ですよ。・゚・(ノД`)・゚・
ここで次回に続く。
自分の中で空気読めという声が聞こえたのでふとももキャプチャは小声ですることにしました。


( ゚∀゚)o彡゚ ふともも ふともも…
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