
完全にソーマ・ピーリス中尉のターンでした!!
- ミスターブシドーが名前通りに
おバカ武士道精神を発揮して、ツインドライヴをオーバーロードさせて機能停止した刹那のダブルオーを見逃したことも、 - 姫様の留守のあいだにアザディスタンのターンはもう永久に来なくなってしまったことも、
- スメラギさんの艶のあるけだるい寝起き姿も、
全部ソーマのターンで霞んでしまいました。
機動戦士ガンダム00 2nd season #07 再会と離別と
前回の続きで、ソーマとアレルヤの機体は相撃ち状態で地表に落下。
ソーマは武器なしでもアレルヤを倒そうと襲いかかりましたが、アレルヤが心から叫んだ彼女の本当の名を聞くことで、直接アレルヤの姿を見ることで、ソーマは過去の自分を思い出しました。
お約束も含みつつ、ここからの流れはとても良かったです。

2人は救助を待つ夜のテントで、お互いのこれまでの歩んだ道を聞き、懺悔ともいえる告白を聞き、相手を認め、受け入れました。
――アレルヤが人革連の超兵育成施設を破壊して自分たちの同胞を殺したことも。
――ソーマが4年前の最終決戦でもうひとりのアレルヤであるハレルヤを"殺した"ことも。
ここで超人施設でのソーマの詳しい説明がありました。
五感をすべて失っていた彼女、マリー・パーファシーは、超兵として戦うために"ソーマ・ピーリス"という違う人格を与えられていました。
昔何かの本で読んだのですが、人は視覚と聴覚と触感を失ったまま長時間いると精神に異常をきたすらしいです。真偽はともかく、それ以上に過酷な状況にいたマリーにとって、唯一"語り合える"アレルヤは生きる希望であり、それこそマリーが存在する理由そのものだったのではないかな。
わたしは以前の感想記事で2人はお互いをとても必要としていたことを想像したけれど、たぶんマリーのほうが想いはずっと強かったのかも。
正直なところアニメ的にベタなシナリオがちょっと気恥ずかしくてお約束やなぁ…と思いつつ観てたけども、すべてを思い出し、そして必要とする人に再び受け入れてもらえたソーマが、アレルヤの手を抱きしめて、
ソーマ 「神よ…感謝します。――"アレルヤ"」
とつぶやいたシーンは、ほんとイイな、と思いました。
このために名前をつけたのかな。付けたからこの台詞を入れたのかな。…そう思っていいんだよね? 意味的に。
あと、このあと降りてきたモビルスーツの GN 粒子の光が差したとき、主の(=ソーマの信じる神の)光かと一瞬思ってしまいました。もしかしてこれも演出だったのかな。

そして我らがスミルノフ大佐もカッコ良かった!(*´д`*)
すべてを思い出したソーマのため、大佐は「軍上層部には名誉の戦死を遂げたと報告するつもりでいる」と言うのですよ。ここでソーマ・ピーリスは死に、マリーとしてこれからは幸せに暮らせ、と。
セルゲイ 「生きてくれ…。生き続けてくれ――」
おそらくセルゲイがソーマに伝えた最後の"上官命令"。セルゲイの"親"としての純粋な思いデスネ。
それに応えて、彼女は"ソーマ"としての想いをセルゲイに打ち明けました。
ソーマ(マリー) 「わたしの中のソーマは、あなたの娘になりたかった――」
ここから第1期の回想シーンを混ぜつつ、最後の敬礼をするソーマとセルゲイ。もうふたりは二度と会うことはないかもしれないのですよね。
第1期からふたりのコンビを応援していたので、ホントにいいシーンだった。良かった。
本当によかった。
大事なことなので2度言いました。
ソーマが死ななくて安心しました。こういう話はもっと後だと思っていたので、こんな早くだとどっちかが戦死するのかとおもたよ。スミルノフ大佐はまだ分からないけど…。
ま、ソーマとアレルヤのおまえらは幸せにナ。ヽ(´ー`)ノ

沙慈は結局撃てなかったのね。
引き金を引いてふっきるのかなと思ってたけれど、沙慈は彼なりの信念をいまは守り通したってことかな。でもいずれはこっちの世界に足を踏み入れるはずなので、これからの沙慈が楽しみ。
マリナ様はいったいどこまで不幸なんだ。貧乏姫で薄幸姫とかもうね…萌えるやん(><*
舞台は中東、アザディスタンあたりになりそうなので、姫様のターンはまだまだ続きそう。
次回、第8話は「無垢なる歪み」。
ティエリアのクローン出生予想が的中しそう? 倍率は低かったけど。でも女の子でした発言は出なさそうです。
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- *機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第7話『再会と離別と』の感想レビュー[ gurimoeの内輪ネタ日記(準備中) ]
- 2008/11/17(Mon) 20:53
『たった今、ソーマ・ピーリス中尉は名誉の戦死を遂げた。上層部に報告すべく、帰投する。』 不吉なサブタイトルが、先週から物議をかもし出していましたが、果たしてその結末は? ハンカチを用意しつつご覧になられるのが良いかと。 『撃てなかったか。いいさ、それで。...