前回の日記で『ガラスの仮面』のことをちょっと書いたけども、内容についてほとんど触れてなかったので、ここで適当に感想などを書きます。
●アニメ(2005年東京ムービー)版
アニメでは本と違う制約がいろいろあるので、現代風にアレンジされてたり、エピソードがはしょられてたり、描写(演出)が変わってたりすると、ついつい原作との違いを意識して観てしまいます。
たとえば、「華やかな迷路」の収録中に沙都子役のマヤがいやがらせを受けてシュークリームの中に劇辛トウガラシを入れられたのですが、これは原作ではパイの中にガラスの破片を入れられるというものでした。マヤが口の中を切って唇から血を流す描写までありました。アニメでは過剰演出か何かでまずかったのかな?
オープニング曲「Promise」(Candy)の落ち着いたメロディラインは好き。一度通しで聴いてみたい。
●原作(マンガ)版
ヒロインは敬遠されがちかもしれないけれど、マヤは好き。
作中では異常なくらい他の役者を寄せ付けない天才振りを発揮するけど…イイよね。マンガだし。
あと水城秘書もけっこう渋いと思います。
エピソードでは「天の輝き」、「石の微笑」、「ふたりの王女オーディション」がとくに好き。ほかにもたくさんあるけど。
総評としてはいまさらここで言うまでもなく面白い作品です。名作と言われてもう何十年も経ってるし、ドラマや舞台にもなってるし。
あえて個人的に言えば、ストーリーがぜんぶ完結しないならいっそ「紅天女」試演直前で終わってしまってもよかったのでは、と思います。そこまででもかなり読ませる内容だし、いちばん盛り上がったところだし。
で、よくある打ち切り作品みたいに、「はたしてマヤはライバルの亜弓に勝ち、紅天女を演じることができるのであろうか…」(ナレーション)で劇終。余韻。
どうですか。ファンの人に殴られるかな。
●落書き

「石の微笑」人形役のマヤを描いてみました。けど、ほとんど原作のまんま。少女漫画はむつかしいな…。
なんでこれを描いたかと言うと、巷のコレ系のアニメやマンガには食指が動かなかったけど、なぜか反応した自分がいたからです。
深くは考えないことにします。
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