
どこまでも愚直に、真っ直ぐに。
『絶滅危愚少女 Amazing Twins OVA』は佐藤順一監督の原案/監督による SF アクションモノのオリジナルアニメ。全2話。最初の第1話のみの放送なのかな。観たので感想を書いてみました。

ヒロインはイメージを具現化する ISH 能力を持つ少女、等々力あまね。第1話は ISH は怖いものではないことを人びとに分かってもらおうとしてマジックショーを頑張っているあまねと、能力者至上主義のアヤがあまねに接触して戦いを仕掛けてきたお話でした。
何となく伝わってくるものはあるのだけど、全2話構成にしては掴みがちょっと弱かったかもしれない。でも続きは気になるし、女の子キャラが可愛い。主人公のあまねの明るさと前向きさがいい。アヤが可愛い。アクションシーンは悪くはなかったですが、次巻でがつんと爽快に見せてくれるはず。



"ISH 能力はもともと誰もが持っていたチカラ"とあるのだけど、それは作品内ではそのまま超能力的なものだけれど、テーマ的には人びとが持つ才能や夢なんじゃないかな、って思った。夢に向かって進むことはときにむつかしい。勇気が要る。壁もある。その才能が突出していれば畏れや羨望だって生まれる。けれど自分を信じて道を進むことが夢を叶えるチカラになる。それが自分を変えて、周りの人びとを、世界を変える。というお話なのかなと想像した。
ISH のチカラを得たアフロがやたらと強かったのもハイテンションになって自分に酔ってたから。そこには疑いなどなく、たとえ勘違いでも自分は強いという信念があったから。占い師が言った「ISH は信じる心」というのもそういうことだと思う。

そしてあまねはあまね自身が ISH 能力に向き合わないといけないんだと思う。ISH を楽しいものだと伝えたい、のではなくて、あまねが本当にしたいこと、進みたい道をいけばいい。たぶんあまねは ISH 能力を持っているあまね自身や周りの目を怖いと思ってる、きっとそれではダメなんだと思う。そんなあまねが持ち前の愚直なまでの真っ直ぐさで乗り越えて成長していく、というお話になるんじゃないかな。



アヤは能力を持つ者がゆえに世間から疎まれ続けて捻くれてしまったのでしょうか。アヤも自分や周りとの付き合い方を知っていければいいな。あとアヤはハスドウに自分のことを見てほしいから、ハスドウが執着するあまねに嫉妬のような敵意を持ってるのかな。でも最後にはアヤとあまねには仲良くなってほしいです。

占い師のセンチメント高木が変わった人で面白かった。水晶は必要なさそうとはいえ盃にする使い方はそれでいいのん…?(^^;

母親の胎内で身体を消失し、その魂だけがあまねの中にいる双子の妹、リリアンも可愛い。この子はどうなるのかなぁ。リリアンは自分はいないほうがいいのかもという葛藤に答えを出して、このままあまねと共存し続けるのか、消えちゃうのか、それとも"奇跡"を起こすのか。ISH の存在を考えると、その"奇跡"がこの物語の1つのテーマになってそうだと思ったけれど。
…と、かなりの妄想込みの感想になってしまいましたが、後半のお話でどんな展開と結末を見せてくれるのか、楽しみです。
最後におみ足やフトモモのいい場面カットを貼っておきますね。








パンチラはしないぎりぎり感を狙う作風ですね。キャラクタデザインはけっこう好き。アヤかわいい。
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- *絶滅危愚少女 Amazing Twins 第1話「わたしたちのショウへようこそ」[ 無限回廊幻想記譚 ]
- 2014/01/28(Tue) 20:07
佐藤順一監督のOVAをようやく視聴。 アバンではいきなりキャプテンジャパンとメサ