
『翠星のガルガンティア』特別篇の第14話は本編の途中のエピソード。ガルガンティアに接近した廃墟船のお話。






レドの言葉が翻訳機を通すカタコトで、チェインバーが健在な状況的に、第14話は最終回の後日談ではなく途中のエピソードでした。
廃墟船が舞台となるのがホラーテイストで、船内を調査するレドとエイミーの距離が少しばかり縮まる回でしたが、メインはリジットの過去話。かつて幼いリジットと親友のストーリアが出逢った若いギルド長のリトナー、リジットに訪れるストーリアとの別れと淡い失恋と、そして想い出を胸に人は生きていくという切なくもいいお話でした。

ピニオンとサーヤとメルティが結託して2人組になっているレドとエイミーを怖がらせようとしましたが、レドには冗談が通じないことは分かってた(笑)。むしろピニオンがレドに撃たれそうだと逆の意味でヒヤヒヤするというホラーだったよね(^^;


久しぶりに観てもやっぱりガルガンティアの3人娘は可愛い( ̄▽ ̄*) みんなそれぞれに魅力があっていい。それにしてもサーヤの胸がおっきいなとあらためて思った。

エイミーは悪ノリして怪談話までするのに実は幽霊が苦手な超怖がりという可愛い一面が見れた。

ロリリジットがリトナーに「責任を負う人間にとって経験は何よりも大切」と諭されたことはリジットのその後にとって大きくて、それからリジットはずっと頑張っていろんなことを学んでたのだろうなぁ。融通が利かないところや仲間を頼らないのはあったけれど、レドと出逢う頃にはすでにリジットは船団長の有能な補佐だったしね。


廃墟船団はヒカリムシにエンジンを侵食されただけで住人たちは動ける船に移ったと分かり、ピニオンが宝はなかったと嘆いたけれど、リジットにとっての思い出という"宝物"が見つかったのがいい話でした。
出逢いも別れもあるのが人生で、それはまるで連結器でつながれては離れていく船団のようで、だから人はそのときどきを大切に、出逢った新しい縁を大切にして生きていくのも分かる気がした。
そしてそうやってカタチのないものを懐かしんだり大事にしたりするのも、幽霊という見えないものを怖がったりするのも、あるいは人の本質的には同じものなのかもしれない。
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