
孤独な女王の挫折。べるさま……。







心が痛くなるようなお話でした。べるの心が折られる展開になるのは予想通りだったけれど、ここまでべるが精神的に追い詰められる様子は見ていてきついものがあります。もうなりふり構わないほど追い詰められたべるが「プリズムライヴ!」と何度も繰り返し必死に叫ぶのが可笑しくて哀れで痛々しくて…、ヒロが涙したのもぐっときて、ちょっと泣けた。


べるのためと言いつつ母親は自分の願望を娘のべるに押し付けているだけ。自分の体裁を守っているだけ。そしてべるはそんな母親の期待に応えることでしか自分の存在意義を感じ取ることが出来なかったのですね。
観客の嘲笑も胸に刺さるようでしたが、べるのプリズムライヴにがっかりした幼女の無垢な反応が追い討ちでした。子供の純粋さや無邪気さは大きなチカラになりますが、こんなときは残酷だよね…。
だけど何度か書いていますがこの展開が面白い。この後のべるさまの復活劇へのカタルシスにつながるんだと信じてるから。挫折を味わって、一度何もかも捨てることで、そしてはじめて見えてくるものがあるのですよね。

それは今回もステージの前に示されてました。「プリズムライヴの跳び方を教えて!」とすがったべるにりんねが「愛はあなたのそばにある」と言い残して消えた、そしてりんねの代わりにべるの許へ駆けつけたのがわかなとおとは。それが答えなんだと思う。べるがプリズムショーへのこだわりを見せたのは一緒に踊る楽しさを教えてくれたわかなとおとはの存在があるからだと思うのです。
でもべるはまだ母親の鎖から逃れることが出来ませんでした。そこでやっぱりなるちゃんのハピなるな癒しパワーがべるたちの心の架け橋になるのかな。過去にはなるの手をはねつけたべるとなるの関係が変化を見せるのも期待したい。
追い込まれて落ちたべるさまを見るのもちょっとぞくぞくしていいのだけど、べるの心からの笑顔も見たい。ここからの展開がホントに楽しみです。

コウジに勝手に曲をアレンジされて怒ったいとちゃんのデレが微笑ましいなぁ( ̄▽ ̄*)

今回登場したみあ似の幼女は中の人もみあと同じ大久保瑠美さんでした。


最後にべるのペアともの殻にヒビがが入った音が。今回べるはわかなとおとはに「ありがとう」を言えて、「一緒にいる資格がない」と思った。それは裏を返せばべるは二人と一緒にいたい、二人のことを認めてる、ってことなんだよね。追い詰められすぎてべるの素直な心が出てきてるのだと思う。きっとあともう少し。
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- *[アニメ]「プリティーリズム」3期 23話[ 懐柔する怪獣 ]
- 2013/09/29(Sun) 22:08
↑21:35 ベル回 前回リンク 鬼畜なのか大笑いしながら観てしまった。人間として大丈夫か俺。 『\(^q^)/プリズムラーイブ』とか、タグにもなった『プリズムダイブ』とかで笑いが止まらなかった。 ↑いやさすがにドナドナのシーンとか胸が痛んだけど。「銀の匙」より