2013
03
14

たまこまーけっと 第10話 「あの子のバトンに花が咲く」 感想

もち屋の娘 #10

文化祭と悩める少女のお話。

もち屋の娘 #10

みどりの泣き顔と涙がいいなと思った。たくさん悩んで、強がって、友だちの優しさが嬉しくて、もともとたいした悩みでもなかったかもしれない、バカな自分で、でも本当にどうしようもなく悩んだ、我慢してた、開放された、…いろんな思いが混じった涙だったと思う。

みどりが踊りの振り付けがちっとも考え付かないことをみんなに相談出来なかったのも分かる気がする。あんな引き受け方をしたのにカッコ悪いから。部長だから。みんなで作る文化祭の出し物だから。友だちだから。電話でみんなの状況を訊いたときにほかの子も進展してなかったらきっとみどりも「実はわたしもぜんぜんダメで~」とか言えたんだと思う。でもそんなきっかけさえ失ってしまった。そして焦れば焦るほどどんどん深みにはまる悩みスパイラル。
こういうのって周りから見るのと自分がその立場に置かれるのとは違うんですよね。


もち屋の娘 #10

でもそうやって何でもないことにも悩んで、笑って、みんなと一緒に過ごす日々が青春なのです。

みどりの部屋にあるオモチャ箱とメイクアップセットが棚に上げられて並んでいたのが印象的でした。これってたぶんだけど、コドモとオトナの象徴なんじゃないのかな。捨てられない子供時代の思い出、背伸びするオトナの憧れ、それらが共存して交じり合って、ときにせめぎ合ったりして、コドモでもないしオトナにもなりきれない、そんなあやふやだけど煌いている悩み多き青春のカタチなんだと思いました。

楽しくて笑えて、どこかちょっぴり微笑ましくて切なくなるような、そんな青春が詰まっていたお話が今週も面白かったです。




しかし今回の個人的な見どころは文化祭でのバトントワリング部のステージです。ミニスカコスチュームが可愛い(*´д`*)ハァハァ

もち屋の娘 #10
もち屋の娘 #10
もち屋の娘 #10
もち屋の娘 #10
もち屋の娘 #10
もち屋の娘 #10

いつか見れるはずだと第1話で書きましたが、マーチング衣装を着たたまこたちの姿が見れて良かったです。堪能した。



もち屋の娘 #10

そしてお話は王子の嫁探しのクライマックスへと。たまこのホクロが伏線だとは思いませんでしたが、チョイが気に留めた香りは何のどんな話につながっているのかも楽しみしたいと思います。



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Chel
Author : Chel

* おもに深夜アニメの感想/レビューを書いています。…のはずがいつのまにか朝/夕方アニメの感想が多くなってた。どうしてこうなった。
* 妄想系劇場型、思い込み脳内補完の感想記事をよく書きます。解説や考察は出来ません。

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