
和歌もその歴史も詳しくないのですが、観ています。面白いです。
百人一首から読み解かれる様々な恋模様が、切なくて、温かくて、とても面白いです。"超訳"ということで解釈にこだわらずに分かりやすくアレンジされている感じで、コメディの色も付けられていて楽しい。
わたしの場合は、『ちはやふる』が面白かったし、復習や予習にもなるし、とりあえずどんなアニメでも観てしまう姿勢なので、この作品も最後まで観ることになりそうです。





今回も恋のお話が良くて、泣けてしまった。胸にじーんときた。
前回で登場した貞明(陽成院)が今回の主人公になっていることも面白かったのだけど、その天邪鬼な性格でヒネていてぜんぜん素直になれない貞明が、いったいどんな状況でどんな気持ちで恋の歌を詠むのか、想像も出来ないところに興味を引かれて観ていたのですが…、そこに至るまでのお話に惹き込まれて、「硯を持て!」と貞明が想いのままに歌を詠み上げたときは、その抑えられないような想いを観ているわたしも感じることができて、胸が熱くなりました。

というか綏子内親王が可愛い。健気だ。そして綏子は芯のあるとても強い女性でした。
貞明には、まるごと彼を包み込んであげられるような綏子のような人がとてもお似合いで、いい運命の巡り合わせでしたね。良かったです。心が温かくなった。
だけど、この歌の背景の本当の人物像はいまとなっては誰にも分からない、というところがまた良いね。それでもそこには確かな想いのこもったメッセージがある。その想像の余地や可能性が余韻にもなったりする。よく分からないけれど、昔の歌にはそういう意味での魅力もあるのかも。
そんなことを思いつつ、また来週のいろんな恋のお話を楽しみにしています。

あ、最後にひとこと。放たれたヘビや、カエルを丸呑みするヘビにモザイクがかかっていたのが妙に面白かった(笑)。
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