
切なくて悲しい姉妹のお話。…そして物語のはじまり。
時系列は本編の少し前、見崎鳴と藤岡未咲の双子の姉妹の別れを描いたお話でした。

ふたりがとても可愛くて、仲が良くて、そして未咲が死んでしまうことを知っているから、観ていて切なかったです。
未咲も鳴も、よく笑う、明るい子でした。鳴も、なんですよ。本編とは違って、たわいもない冗談だって言う普通の少女、それが見崎鳴だったのです。
双子だけあってそっくり、だけど髪の色や性格や感性がほんの少し違っているのが何かイイ。それが人として自然なことで、またふたりの育った環境が別だという事情も含んでいるようで。その上で姉妹はお互いを想い合い、心が通じ合っていると分かるのがまたいいのです。
ベッドの上でふざけ合ったりお風呂できゃっきゃうふふするシーンがステキなのですが、だからといって悲しいというのは変わりません。ふたりの仲の良さを知れば知るほど、来ると分かっている姉妹の別れが辛くて…。

鳴は未咲に死の色を見たのですね。第10話の感想を書いたときに何となくそう思ったのですが、やっぱりそうだったんだ。
死の色を見た後、変に思われつつも怪しげな人から未咲を守ろうとした鳴の気持ち。観覧車から転落しかけた未咲を必死に助けようとした叫び。メリーゴーランドでいつまでもぴったりと未咲に寄り添っていた鳴の姿。病室で自分の誕生日プレゼントに"元気な未咲"を願った想い。…それでも結局未咲を失ってしまった鳴の胸の内を想像すると、泣きそうです。

未咲の白血病は治るはずだった。なのに急変して死んでしまった。これが"呪い"というのならそんな訳の分からないもので愛する姉妹を失った悲しみはどうしたらいい? "呪い"だったなんて認めたくない。あるいは死の色なんて見えないほうが良かったと思ったのかも。死の色が見えても何もすることが出来なかった自分を鳴はどう思ったのかな。…いろんな思いが渦巻いて、自分や何かへのやり場のない怒りに変わったような鳴の表情が悲痛な叫びに見えて、胸が痛くて痛くて…。

本編での鳴の変わりようを思い返すと、未咲の死が鳴にとってどんなものだったのかが分かって泣けてきます。
未咲と遊んだ、だけど"呪い"がはじまっていた遊園地、未咲への誕生日プレゼントだった人形、鳴が眼帯をはずさなくなった理由、…この話を観終わったいまは、本編で詳しく語られなかったものが1つにつながって分かってくると同時に、鳴の未咲への想いと、変わってしまった様子が、切なくて悲しいです。
あぁ、鳴ちゃん…。
鳴が霊安室に人形を届けるときにエレベータで恒一と出逢ったシーンにはちょっと心が踊りました。
すでに本編の内容も結末も知っているのですが、第1話につながっていくのが、ここから次の物語がはじまるんだ、と感じるのがイイよね。
未咲を失ってしまった鳴の悲しみは大きいけれど、時間が思い出に変えてくれる、それに恒一が少しずつ埋めてくれるかも、と信じていればいいですよね。
そして鳴には以前のような明るさと笑顔を取り戻してほしいな。影のあるミステリアスな雰囲気の鳴もかなり魅力的なのだけど、笑顔の鳴も可愛いよ。それに未咲もそれを望んでいるんじゃないのかな、と思ったりするのです。
というか鳴も未咲もとても可愛いよ! 百合百合可愛かったよ!!
なので最後は自重せずにお風呂シーンのキャプチャ画像を貼っておきます。

ふざけて鳴の成長途上のちっぱいをムニムニする未咲ちゃんが可愛いです。鳴の反応もたまらん。でも鳴ちゃんのちっぱいはもうそれ以上成長しなくてもいいよ! なんて思ったのは黙っておきます。
切なくて、不意にいつもの『Another』の雰囲気も楽しめるというお話でしたが、見どころは違う意味でドキドキ出来るふたりの姉妹の百合百合な可愛らしさだった、と言える第0話でした。
Another 第01話 「Rough sketch -素描-」 感想
Another 第02話 「Blueprint -思惑-」 感想
Another 第03話 「Bone work -骨組-」 感想
Another 第04話 「Put flesh -輪郭-」 感想
Another 第05話 「Build limbs -拡散-」 感想
Another 第06話 「Face to face -二人-」 感想
Another 第07話 「Sphere joint -変調-」 感想
Another 第08話 「Hair stand -紺碧-」 感想
Another 第09話 「Body paint -連鎖-」 感想
Another 第10話 「Glass eye -漆黒-」 感想
Another 第11話 「Makeup -惨劇-」 感想
Another 第12話 「Stand by oneself -死者-」(最終話) 感想
Another 第00話 OVA 「The Other -因果-」 感想



ふたりがとても可愛くて、仲が良くて、そして未咲が死んでしまうことを知っているから、観ていて切なかったです。
未咲も鳴も、よく笑う、明るい子でした。鳴も、なんですよ。本編とは違って、たわいもない冗談だって言う普通の少女、それが見崎鳴だったのです。
双子だけあってそっくり、だけど髪の色や性格や感性がほんの少し違っているのが何かイイ。それが人として自然なことで、またふたりの育った環境が別だという事情も含んでいるようで。その上で姉妹はお互いを想い合い、心が通じ合っていると分かるのがまたいいのです。
ベッドの上でふざけ合ったりお風呂できゃっきゃうふふするシーンがステキなのですが、だからといって悲しいというのは変わりません。ふたりの仲の良さを知れば知るほど、来ると分かっている姉妹の別れが辛くて…。





鳴は未咲に死の色を見たのですね。第10話の感想を書いたときに何となくそう思ったのですが、やっぱりそうだったんだ。
死の色を見た後、変に思われつつも怪しげな人から未咲を守ろうとした鳴の気持ち。観覧車から転落しかけた未咲を必死に助けようとした叫び。メリーゴーランドでいつまでもぴったりと未咲に寄り添っていた鳴の姿。病室で自分の誕生日プレゼントに"元気な未咲"を願った想い。…それでも結局未咲を失ってしまった鳴の胸の内を想像すると、泣きそうです。

未咲の白血病は治るはずだった。なのに急変して死んでしまった。これが"呪い"というのならそんな訳の分からないもので愛する姉妹を失った悲しみはどうしたらいい? "呪い"だったなんて認めたくない。あるいは死の色なんて見えないほうが良かったと思ったのかも。死の色が見えても何もすることが出来なかった自分を鳴はどう思ったのかな。…いろんな思いが渦巻いて、自分や何かへのやり場のない怒りに変わったような鳴の表情が悲痛な叫びに見えて、胸が痛くて痛くて…。

本編での鳴の変わりようを思い返すと、未咲の死が鳴にとってどんなものだったのかが分かって泣けてきます。
未咲と遊んだ、だけど"呪い"がはじまっていた遊園地、未咲への誕生日プレゼントだった人形、鳴が眼帯をはずさなくなった理由、…この話を観終わったいまは、本編で詳しく語られなかったものが1つにつながって分かってくると同時に、鳴の未咲への想いと、変わってしまった様子が、切なくて悲しいです。
あぁ、鳴ちゃん…。
鳴が霊安室に人形を届けるときにエレベータで恒一と出逢ったシーンにはちょっと心が踊りました。
すでに本編の内容も結末も知っているのですが、第1話につながっていくのが、ここから次の物語がはじまるんだ、と感じるのがイイよね。
未咲を失ってしまった鳴の悲しみは大きいけれど、時間が思い出に変えてくれる、それに恒一が少しずつ埋めてくれるかも、と信じていればいいですよね。
そして鳴には以前のような明るさと笑顔を取り戻してほしいな。影のあるミステリアスな雰囲気の鳴もかなり魅力的なのだけど、笑顔の鳴も可愛いよ。それに未咲もそれを望んでいるんじゃないのかな、と思ったりするのです。
というか鳴も未咲もとても可愛いよ! 百合百合可愛かったよ!!
なので最後は自重せずにお風呂シーンのキャプチャ画像を貼っておきます。





ふざけて鳴の成長途上のちっぱいをムニムニする未咲ちゃんが可愛いです。鳴の反応もたまらん。でも鳴ちゃんのちっぱいはもうそれ以上成長しなくてもいいよ! なんて思ったのは黙っておきます。
切なくて、不意にいつもの『Another』の雰囲気も楽しめるというお話でしたが、見どころは違う意味でドキドキ出来るふたりの姉妹の百合百合な可愛らしさだった、と言える第0話でした。
Another カテゴリの記事
Another 第01話 「Rough sketch -素描-」 感想
Another 第02話 「Blueprint -思惑-」 感想
Another 第03話 「Bone work -骨組-」 感想
Another 第04話 「Put flesh -輪郭-」 感想
Another 第05話 「Build limbs -拡散-」 感想
Another 第06話 「Face to face -二人-」 感想
Another 第07話 「Sphere joint -変調-」 感想
Another 第08話 「Hair stand -紺碧-」 感想
Another 第09話 「Body paint -連鎖-」 感想
Another 第10話 「Glass eye -漆黒-」 感想
Another 第11話 「Makeup -惨劇-」 感想
Another 第12話 「Stand by oneself -死者-」(最終話) 感想
Another 第00話 OVA 「The Other -因果-」 感想
Comment
- コメントは承認制です。書き込みの内容はなるべくネタバレを避けてくださいね。記事の内容に関係のない独自の感想は反応に困ってしまいます。宣伝やマルチポストのコメントは気付きしだい削除させていただきます。あと返信に時間がかかる場合が多いです。ご了承くださいませ。そのほか詳しくは"このブログについて"をお読みください。
Comment Form
Trackback
- TRACKBACK はお返しさせてもらっていますがブログ運営会社のサービス設定や通信状況によっては届かないことがありますのでご了承くださいませ。言及リンク(URL 記述)は必要ありません。そのほか詳しくは"このブログについて"をお読みください。