2012
03
20

Another 第11話 「Makeup -惨劇-」 感想

  • 18:58 |  Category [Another]
  • Comment [ 0 ]
  • Trackback [ 18 ]
Another #11

今回は"死者"について思ったことを書いてみました。
妄想でしかも長文なので興味のある方だけお付き合い頂ければと思います。今週の感想は記事の下のほうにちょっとだけ書いてあります。



Another "死者"について思ったこと

まず最初に書いておきますが、"死者"の特定や考察ではありません。わたしは考察系は苦手なので本当にふと思ったことだけです。もう少し言うと第8話のときに思ったことなのですが、記事にするタイミングがなくていまになりました。
あともしかしたら"死者"についての何かは原作のほうで鳴や恒一の台詞を通してすでに語られていることかもしれません。でもわたしは原作小説を読んでいないので、思ったままを好きに書いてみました。なので的外れな変なことを言っていても、こんな感想もあるんだ程度に生温く見守ってくださいね(汗)。


さて、"死者"そのものを考えたとき、まずは"なぜ死者が生き返ってくるのか"、でしょうか。
これはたぶん普通に考えて"やり直したい"のでしょうね。と言っても生まれ変わって人生をやり直したいとかではなくて、途中で終わってしまった3年生をやり直したい、ということです。何となく高校3年生も特別な時期に思えるのですが、その前の中学3年生も人生の中でわりと特別な1年間だと思います。生徒にも先生にもね。

なんて書きましたが、シナリオの理由付けとしては、残った側が机を用意して"いるもの"扱いしたことが大きいのでしょうね。だから場所を与えられた死者は「戻ってもいいんだ」と思った。そして生き返った。そういう現象の道筋が出来上がった。…ちなみに科学的理論はどうでもいいのです。もともとの出発点がオカルトなんだから!(^^;


で、次にどうなるかというと、記録と記憶の改竄です。考えるとこれも当然です。生き返ったのは3年生という1年間を無事にやり過ごすためなのだから、障害は取り除かなければなりません。ちなみに科学的理論は(略)。
同じ意味で"死者"が自分を"死者"だと分かってしまったら人として正常な生活が出来ないと思うので自分の記憶も改竄されます。
また途中で"死者"が死んだ場合の急激な改竄もその3年生を無事に過ごすという意志の名残なのかも。自分が関わったクラスなのだから無事にクラスとして卒業してほしい、みたいな。ちょっと無理やりですけれど。
だから卒業をすることで目的を果たせた"死者"は消えます。するともう改竄の必要性はなくなるので記録はもとに戻ります。"死者"が誰かも分かります。

その後みんなから"死者"の記憶が薄れていくのは、何と言うか自然的、あるいはすべてを内包する宇宙的真理です。本来死者なんて生き返らないのだから、いなくなった"死者"に関する記憶を消して元に戻そうとするチカラ、歪みを正そうとするチカラが働くのです。…いいんです、出発点がオカルトなんだから!(^^;


でもこの宇宙的摂理で"呪い"が説明できるのですよね。
"死者"は世界の摂理の歪み。なので本来この世にいない者をもとに戻す、死に還すチカラが"死者"に働きます。だけどなぜ"死者"が生き返るかというと、生きたいからですよ。ゆえに生に対する想いは誰よりも強い。…"死者"なのにね。

だから死のチカラが"死者"を中心にして周りに及ぶのです。そして人が死んでいく。"死者"がいなくなるか死ぬまで、ずっと。――それが"呪い"。

なぜ3年3組の関係者に限定なのかと言えば、そこが"はじまりの場所"で、"はじめてしまった罪"なのですよ、きっと。
でも本当は誰にも、"死者"にだってそのつもりはないのに、それでも人が死んでいく。いまとなっては、それだけのこと。


その"呪い"は生きるチカラが弱まった人にはより多く影響しやすいのではないかな。基準なんかなくて、ただ漠然とちょっと生きるのがしんどくなったような人たち。たとえば何かを諦めてしまったり。働いていればいろいろと仕事疲れも悩みもあります。治らない心臓病を抱えていれば…。とかね。といいますか、誰にだってそういうもの、そういうときは、ありますよね。

だとすれば、死んだ"死者"のほうがいま生きている人よりも生に対する執着心があるのかな、なんていう皮肉にも感じてしまったり、ね。




Another アナザー #11 Makeup -惨劇-

書きたかったことを好きなように書いたら今週の感想は何かもういいや的な感じが…(^^;

まさに惨劇でした。呪いの恐怖や憎しみをトリガーにして次々と起こってしまった出来事、死、悲しみ、理不尽さ、そのすべてが最後の鳴の決断につながっていくのが今回のお話だったと思います。

鳴は"死者"が誰かを知ったけれど言わなかった、あるいは言えなかった、でもこれ以上の悲しみが生まれるのなら"死者"を殺すべきではないのか、という葛藤の中、天秤の針が傾いたのですよね。そしてそれは死の色を感じ取れる鳴だから出来ることでもあって。決意が早いとか遅いとかではなく、普通の女の子にはやはり重いことだと思いますよ。

Another #11


来週は"死者"が明らかになります。そして鳴と恒一の決断を見ることになると思います。そのときの彼らの思いや行動が視聴者に何を見せてくれるのか、怖くてまた楽しみです。

あとやっぱり泉美には生き残って欲しいです。




Another #11
Another #11


Another カテゴリの記事

Another 第01話 「Rough sketch -素描-」 感想
Another 第02話 「Blueprint -思惑-」 感想
Another 第03話 「Bone work -骨組-」 感想
Another 第04話 「Put flesh -輪郭-」 感想
Another 第05話 「Build limbs -拡散-」 感想
Another 第06話 「Face to face -二人-」 感想
Another 第07話 「Sphere joint -変調-」 感想
Another 第08話 「Hair stand -紺碧-」 感想
Another 第09話 「Body paint -連鎖-」 感想
Another 第10話 「Glass eye -漆黒-」 感想
Another 第11話 「Makeup -惨劇-」 感想
Another 第12話 「Stand by oneself -死者-」(最終話) 感想
Another 第00話 OVA 「The Other -因果-」 感想

Comment

  1. コメントは承認制です。書き込みの内容はなるべくネタバレを避けてくださいね。記事の内容に関係のない独自の感想は反応に困ってしまいます。宣伝やマルチポストのコメントは気付きしだい削除させていただきます。あと返信に時間がかかる場合が多いです。ご了承くださいませ。そのほか詳しくは"このブログについて"をお読みください。

Comment Form

 管理者にだけ表示を許可する

Trackback

  • TRACKBACK はお返しさせてもらっていますがブログ運営会社のサービス設定や通信状況によっては届かないことがありますのでご了承くださいませ。言及リンク(URL 記述)は必要ありません。そのほか詳しくは"このブログについて"をお読みください。
*Another・アナザー 第11話「Makeup -惨劇-」[ 破滅の闇日記 ]
2012/03/20(Tue) 19:38

Another (1) (角川コミックス・エース 170-5)(2010/10/04)清原 紘商品詳細を見る  やっぱり、勅使河原の発言にはツッコミが入りますよね。幼い頃の思い出を忘れることなんてありえますし、責め...

*Another:11話感想[ しろくろの日常 ]
2012/03/20(Tue) 22:13

Anotherの感想です。 まんまサブタイ通りじゃないですかァー!

*Another アナザー 第11話 「Makeup -惨劇」[ SERA@らくblog ]
2012/03/20(Tue) 22:36

ここに死者がいる! と言う前に 犠牲者がいっぱいと殺人鬼がいるんですが(汗) 勅使河原が何かをやらかしたのは 死者と確認しようと風見と口論になって… ベランダから落としてしまったってことでした。 ...

*Another 第11話 「惨劇」[ Curse priest ]
2012/03/20(Tue) 22:43

バトロワ来たああああ!!ホラーならば今日こそがメインで、死者の正体なんざおまけですよ。

*Another 第11話 Makeup -惨劇-[ ゲーム漬け ]
2012/03/21(Wed) 00:18

多佳子は泉美に小学校の頃、鳴とは違う学区のはずなのに、そっくりな子がいた事を思い出し、その子もミサキと呼ばれていた事を思い出し話します。 泉美に眼帯の事を聞かれ、して ...

*Another 第11話「Makeup-惨劇-」 感想[ 書き手の部屋 ]
2012/03/21(Wed) 08:41

外界との連絡が取れなくなった洋館じゃこうなるのはある意味必然か。 公式のあらすじすら血まみれに。誰もが怪しく見えだす展開。 てっしーは犠牲になったのだ。現象さんの犠牲にな。 パニクって風見を突...

*Another 第11話 「Makeup -惨劇-」 [ ムメイサの隠れ家 ]
2012/03/21(Wed) 10:03

「死者が居なくなれば…こんな悲しいことも止まるはずよね…」 現象を止める方法がクラス中に知れ渡ってしまった。「死者を死に返せ」、極限まで追い詰められた者達の行動はさらなる惨劇を生み鳴は・・・

*Another 第11話「Makeup -惨劇-」 感想[ 日刊アニログ ]
2012/03/21(Wed) 11:10

死者を死に! 疑心暗鬼に陥り極限まで思い詰めると人はここまで変わってしまうものなのか。 武器片手に合宿所内を徘徊する三人の女性キャラは怖かったですね((((;゚Д゚))))

*Another 第11話[ 刹那的虹色世界 ]
2012/03/21(Wed) 13:38

Another 第11話 『Makeup -惨劇-』 ≪あらすじ≫ 赤沢泉美の謝罪要求と和久井の救急搬送で一気に殺伐とした空気に包まれた夏合宿。恒一が鳴からその眼によって感じ取る“死の色”を感じ取る死者の正体を聴く...

*「Another アナザー」 第11話[ HARIKYU の日記 ]
2012/03/21(Wed) 14:40

「Another  アナザー」 第11話 今回はもの凄い展開になってしまったので、私の筆力ではとても全部を書き収めきれませんが、とにかく合宿所全体が集団ヒステリーの状態に陥ってしまったという事ですね。 「勅使河原」が「風見」が死者ではないかと勘 ...

*(アニメ感想) Another-アナザー- 第11話 「Makeup -惨劇-」 [ ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人 ]
2012/03/21(Wed) 21:35

Another 限定版 第3巻 [Blu-ray](2012/05/25)高森奈津美、阿部 敦 他商品詳細を見る *一週間のアニメを濃く熱く語るラジオ、毎週水曜日と金曜日夜11時から放送の「ピッコロのらじお♪」をチェック!掲示...

*Another 11話 「Makeup -惨劇-」 感想[ うつけ者アイムソーリー ]
2012/03/22(Thu) 09:13

イカレちまったぜーーーーー!!!

*[Another]Another 第11話 『Makeup -惨劇-』 【TOKYO MX】[ 日々是深夜アニメ ]
2012/03/22(Thu) 10:57

タイトル通りの惨劇回ですた((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル原作と展開が異なりますがアニメ的展開としてはこっちの方が面白い!原作通りだと、色々とあっさりし過ぎだと思うので今回の違う展開は個人的に良かったおーーーーーっ!!! 勘違いが悲劇を呼ぶ 小学校

*2012年01クール 新作アニメ Another 第11話 雑感[ 妖精帝國 臣民コンソーシアム ]
2012/03/22(Thu) 15:13

[Another] ブログ村キーワード Another 第11話 「Makeup 惨劇」 感想 #Another2012#ep11 ■概要 夜見山北中学校3年3組に転入した榊原恒一。初登校日に病院で出会った見崎鳴と再会する。 O...

*Another 第11話[ あ゛ぁやっちゃったなぁ… ぉぃ… な毎日w ]
2012/03/22(Thu) 20:24

「Makeup -惨劇-」 死者を死にッ!!!! あまりに死人続出で何が何だかとっちらかってきた\(゜□゜)/ サブタイ通りの惨劇でしたね!   死者を死に返せばという事を聞いて死にたくないばかりに… 鳴ちゃんが双子だって事を知っているのは恒一だけ… ...

*Another~第11話「Makeup<惨劇>」[ ピンポイントplus ]
2012/03/22(Thu) 23:52

 東京から引っ越してきた中学3年生、榊原恒一。転校してきた3年3組は死に一番近いのろわれたクラスだった。第11話。「だから、記憶がまだ確かなうちに、この事実を。どうやっ...

*Another 第11話  感想と最終回前雑談と死者の予想。[ キラシナのアニメ・ゲーム時々教育の百戦錬磨日記 ]
2012/03/23(Fri) 22:40

合宿で沢山の可愛い女の子が死にましたね。 絶対許さない!(←コラ) それはさておき…1話以降感想を書かなかったのに、ここにきて書いた理由を簡単に説明。 書きたくなったから! 死者予想したくなったから! なんとなく!(←マテ) あ、今回はいつもより長いで...

*Another 第11話 「Makeup ―惨劇―」[ attendre et espérer ]
2012/03/24(Sat) 07:56

「死者を、“死”に―――!!」 クローズドサークルの狂気、ここに在り。 サブタイに偽りなし!恐怖と驚愕の展開が待ち受ける「Another」第11話の感想。 さすがに原作組でもこの斜め上っぷりは予想できなかったわ・・・・w 現象さん「(ここまでの惨事になると...

SEARCH

RECENT ENTRIES

CATEGORY

openclose

Calendar

01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
2016年12月 (1)
2016年10月 (21)
2016年09月 (45)
2016年08月 (31)
2016年07月 (40)
2016年06月 (33)
2016年05月 (40)
2016年04月 (53)
2016年03月 (27)
2016年02月 (34)
2016年01月 (67)
2015年12月 (53)
2015年11月 (61)
2015年10月 (61)
2015年09月 (39)
2015年08月 (68)
2015年07月 (73)
2015年06月 (44)
2015年05月 (59)
2015年04月 (55)
2015年03月 (69)
2015年02月 (69)
2015年01月 (81)
2014年12月 (62)
2014年11月 (64)
2014年10月 (60)
2014年09月 (54)
2014年08月 (49)
2014年07月 (37)
2014年06月 (61)
2014年05月 (66)
2014年04月 (66)
2014年03月 (97)
2014年02月 (86)
2014年01月 (95)
2013年12月 (62)
2013年11月 (62)
2013年10月 (67)
2013年09月 (75)
2013年08月 (85)
2013年07月 (92)
2013年06月 (78)
2013年05月 (82)
2013年04月 (79)
2013年03月 (63)
2013年02月 (46)
2013年01月 (50)
2012年12月 (54)
2012年11月 (75)
2012年10月 (49)
2012年09月 (48)
2012年08月 (68)
2012年07月 (66)
2012年06月 (42)
2012年05月 (44)
2012年04月 (31)
2012年03月 (44)
2012年02月 (46)
2012年01月 (26)
2011年12月 (6)
2011年05月 (53)
2011年04月 (62)
2011年03月 (47)
2011年02月 (21)
2011年01月 (4)
2010年05月 (37)
2010年04月 (60)
2010年03月 (46)
2010年02月 (43)
2010年01月 (47)
2009年12月 (28)
2009年11月 (6)
2009年10月 (7)
2009年06月 (1)
2009年04月 (41)
2009年03月 (74)
2009年02月 (80)
2009年01月 (80)
2008年12月 (62)
2008年11月 (72)
2008年10月 (39)
2008年09月 (14)
2008年08月 (4)
2008年07月 (4)
2008年06月 (4)
2008年01月 (2)
2007年12月 (6)
2007年10月 (1)
2007年09月 (2)
2007年07月 (12)
2007年06月 (16)
2007年05月 (12)
2007年01月 (3)
2006年12月 (18)
2006年11月 (13)
2006年10月 (8)
2006年09月 (6)
2006年08月 (7)
2006年07月 (13)
2006年06月 (4)
2006年05月 (7)
2006年04月 (9)
2006年03月 (61)
2006年02月 (9)
2006年01月 (11)

PROFILE

Chel
Author : Chel

* おもに深夜アニメの感想/レビューを書いています。…のはずがいつのまにか朝/夕方アニメの感想が多くなってた。どうしてこうなった。
* 妄想系劇場型、思い込み脳内補完の感想記事をよく書きます。解説や考察は出来ません。

* テキストや画像の流用はご遠慮ください。
* このブログについてはこちらをどうぞ