
何だか"現象"が恐ろしいなと感じてきました。
恒一がいないものになったことで、鳴と恒一の距離がより近付き、3年3組の呪いのことがさらに少し判明したお話でした。

"現象"が怖くて不気味ですね。よく分からないところがまた怖い。
記録と記憶の改竄。特定できない死者の存在。薄れていく記憶。…千曳司書の言葉を信じれば、もはや呪いとしか言いようがないような。いまさらながらにここまで描写されてきた死はどれも事故のように見えても、過去の分も含めてその数が多すぎるし、3年3組の関係者という範囲があまりにも限定的過ぎます。
まだ何かの偶然の連鎖や誰かの意図という可能性はあると思えますけど、確実に呪いが存在するような気もします。そうなると"死者"は誰…? 真相は…?
その中でいくつか気になることがあったので書いておくと、
- 15年前、怜子の年は呪いが途中で止まったかもしれない。夏休みに何が
- おじいちゃんとオウムの台詞には何か意味があるはずで、「りつこも、怜子も…」、というのは…? りつこはともかく怜子に何かあったのか
- 恒一は1年半前に夜見山に来た? これは本当? だとすると恒一は…?
- 鳴は本物ではない? 鳴の母親は娘に対してあることを除いて放任
- 臨死体験のためなのか(?)、鳴には自分が死者ではないってことが分かる
あまり読解力がなくて推理も苦手なわたしがいろいろ考えてもアレなので以降を待つことにします。
今週はやっぱり鳴と恒一のふたり、ですよね。
鳴は恒一と"同類"になったことも含めて距離が近付いたこと、話せる相手がいることがやはり嬉しそうでした。別れ際の握手や、ちょっと駆け出した足取りなんかにそれがよく見えます。
「人はいくらつながっているように見えても本当は独りきり」なんて鳴は言ったけれど、それはそれで分かるのだけど、いろんな話をしたり、とくに約束なんかしたりすると、それがたわいないことであってもやはりどこかちゃんとつながっているような気がすると思うのです。寂しさを埋めるためでもいい、そうゆう絆が人には大切ですよね。
そして恒一(笑)。妄想デュエットダンスに笑いました。いや妄想だからこそ笑えました。





いきなりでちょっとびっくりもしたのだけど踊る鳴ちゃん可愛すぎる。
きっとこんな状況の中での二人きりの世界がハイテンションの妄想を生んだのでしょうね。もちろん鳴が可愛いというのもあると思いますよ。絶対にありますよ。授業中に目が合ったとき微笑んだ鳴もすごい可愛かった…。
鳴は可愛いだけでなくて、「自分が(いないものとして)切り離されたほうがまし」だというような優しい子です。可愛くてしかも優しい。なんという天使。
…だからこの日はパンツスタイルだったのですね。公園の鉄棒で逆上がりしてもぱんつが見えないように。なんてことだ。誰に文句を言えばいいんだ。言えません。わたしの心が汚れているだけです。


代わりにチラ見せの背中にハァハァ。
だけどこのとき、3年3組のルールを守りすべてを受け入れているような鳴でも溜め息を落としちゃうのですよ。やっぱり普通の女の子。相手が恒一だからというのもあるかな。そんな鳴に恒一という存在が現れたのには大きな意味がありますよね。ふたりのこれからの活躍に期待。
担任の先生は恐怖に耐えることに疲れておかしくなってしまったのでしょうか( ̄□ ̄;)
惨劇は続く…。
Another 第01話 「Rough sketch -素描-」 感想
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- 2012/02/16(Thu) 12:43あるるかん #- [] [編集]
千曳が平田広明氏で良かったです。あの淡々と話す演技は雰囲気にあってますね。「魍魎の匣」の主人公、京極堂を彷彿させる雰囲気と口調です。京極堂はかなり好きなので、ちょっと嬉しいかも(笑)。
部活のシーンは、鳴ちゃんが普通の女の子だってのがわかって良かった、普段暗い子でもないのか、後輩からも慕われてるみたいですね。
恒一、料理研究部だったとか超意外。容姿端麗で性格も人なつっこく、料理もうまいとか、恒一は優良物件じゃないですか。
都会から来た料理が得意で、勉強もできるイケメンか、まともなクラスに編入してたら女子から大人気だったろうになぁ。鳴ちゃんも、あんだけ可愛いから、鳴ちゃんに惚れてる男子生徒は他にも居るだろうに。
鳴ちゃんは今、都会から来た中身の伴ったイケメンを独り占めしてるわけですよ。そらテンション上がって饒舌になりますよ(笑)。
鳴ちゃんとのダンスシーンのインパクトがありすぎてラストの教師発狂のショックが余り無いです(笑)。
恒一は平然と妄想するとかかなり猛者ですね。チャラそうな級友や気弱そうな級友が、にやけている恒一に困惑してましたね。たしかにいない者にされているのに、幸せそうに笑ってたら変ですからね。
先生は恒一のメンタルを見習うべきです。恒一なんて渦中にいながも、鳴ちゃんといちゃこく妄想を楽しむ余裕があるんですから(笑)。
私見ですが死者の候補としては、恒一と怜子と三神ですかね。恒一だって俗に言う「信用できない語り手」かもしれません。父との通話が途切れたのも、死者が自己肯定するための手段かもしれないですから。
怜子と三神は机が足りない理由は、学生じゃないという理由付けになりますね。
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Re:
- 2012/02/17(Fri) 00:19Chel #uWMNODuI [] [編集]
▼あるるかん さま
> 鳴ちゃんは今、都会から来た中身の伴ったイケメンを独り占め
わたし的にはつい逆の方向から見てしまいます。経緯はあれですが、恒一はあんなにも可愛い鳴と二人っきりの世界を作ってイチャイチャラヴラヴしちゃって、もう。という( ̄▽ ̄;)
> 恒一は平然と妄想するとかかなり猛者ですね。
ですねぇ。それに限らず恒一はこんな状況でもわりと落ち着いている、というよりあまり深く考えていないような…、といいますか、ふと思ったのですが、作品として主人公の感情を描くのを抑えている感じがします。そのあたりはやっぱりライトノベルから離れたミステリー作品なのかも。恒一は主人公なんだけど主人公ではなくて、メインは物語と謎そのもの、みたいな。
> 私見ですが死者の候補としては、恒一と怜子と三神ですかね。
恒一と怜子は大いに可能性がありますよね。三神先生はどうなのかなぁ。「休んでいる」、「何か重大なことがなければ」みたいな生徒の台詞が気になってますが…。2年前に 3-3 の担任だったので可能性はありそうですけど。わたしはまだよくわかりませんでした。何か見落としてたかな。
> 机
"調べると机が足らない"というヒントについては重要だろうナと思いつつ面倒でややこしそうなので避けてたのですが、せっかくコメントをもらったので、ちょっと整理してみました。そしたら足らないというか、ちょうど机に過不足がないという点がおかしいのかもしれませんね。
呪いのある年は死者が増えているので学校が用意した机が1つ足らなくなります。恒一の転校はおそらく新学年から分かっているので影響しないはず。当然最初から恒一の机を用意しますし、手違いで忘れていたら「足らない!」と逆に騒ぎになるかも?
仮に死者のための机を余分に用意していても、3年生がはじまってそれが消費されれば死者が紛れていることが(備品関係者には)分かるので無意味。3-3 のクラスは死者がいるなら知っておくべきだと思うし、そもそも呪いは机の数は関係なく死者が紛れ込むから起こると思えます。対処法も千曳先生の50/50の台詞を解釈すると無意味の予感。
鳴の古い机はちゃんとした備品の1つだと思います。"いないもの"が使うことになる机。いないものに指名されたときには鳴は普通の机にすわってるのを確認しました。
今年の 3-3 は机が足らないようなことはなかった、だから最初の事件が起こっても赤沢たちは呪いかどうか判断しにくかったのかな? …それを考えると、過去に机が足らなかった年は3年生スタートからすごいピリピリしていたのかなぁ、と想像してしまいますが…( ̄▽ ̄;)
で、そうすると、実際には呪いがはじまったのに机が用意された分と同じ。これはいったい?となりますね。なら死者は確かに生徒ではない可能性も。だけど先生でもいいのかな、というのはありますが(^^;
…なんかいっぱい書きましたが、過去の生徒たちが机が足らない状況を判断できたかどうか分からないし、呪いが起こると調べようがないのなら視聴者が見ている描写にはトリックがあるかもしれないし(適当)、改竄もどこまでのレベルか分からないし、正直よく分かりません(^^;
でも生徒以外の可能性はある、というのは分かりました。それを前提で考えたから、かもしれませんが(汗)。
あといろいろ見落としや、勢いで書いたので変なところもあるかも。
コメントありがとうでした!
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拍手コメントのレス
- 2012/02/23(Thu) 20:32Chel #uWMNODuI [] [編集]
(分かりにくいと思ったので一度書いたものをここに転記。別記事を書くまでもない気がしたので、非公開以外の拍手コメントはここのコメント欄にてレスさせていただきます。都合が悪ければここに非公開レスをどうぞ。)
▼ 茶葉 さま
考察といいますか、コメントの見解をもとに逆に理由をつなげていった感じですね。当たっているかどうかは別問題なのです(汗)。
逆上がりいいですよね。あまり見えないものが見えて。
拍手ありがとうございました!
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