
今回でちひろ篇が終わると思っていたら、中篇でした。
神のみぞ知るセカイII FLAG 6.0 「10%の雨予報」

恋に恋する1人の少女がホントの恋に気付きはじめた、あるいはそれに近いものを感じはじめた…のでしょうか。
ちひろはこれまで、ただその男の子がカッコイイから好きになっていたように見えました。だけどちひろは協力してもらうカタチで桂馬と一緒に行動するうちに、桂馬のことを知り、仲良くなって、いつのまにか桂馬と過ごすことが楽しくなっていたみたいですね。
それを恋と呼ぶのかどうかは分からないけれど、少なくともいまのちひろには桂馬と過ごす時間が大切なものになっていて、だから「告白は明日だぞ」と桂馬から念を押されたときに寂しそうな顔をしたのかな。
告白に自信がないのかもとも思ったのだけど、それよりもちひろは桂馬と一緒にいる楽しい時間が終わってしまう…と思ってしまったのかな、と。告白作戦そっちのけで桂馬をじっと見つめている様子からもそんな感じがしたのです。ちひろの気持ちはいまは桂馬に向いていると思いました。
1カットだけ映ったタンポポはどうなのでしょ、都合良く考えすぎでしょうか。タンポポの花言葉は"飾り気のない"、"真心の愛"ですよね。
ちひろは何だかんだで桂馬と一緒にいることが楽しそうなのです。TV 番組の話は桂馬と共有できなかったけれど、そんなどうでもいいようなことでも話をすることが楽しいのですよね。
そういえばエルシィは傍目にはいがみ合ってるような桂馬とちひろを見て何度か微笑んでいましたよね。きっとエルシィはそういうふたりの仲の良さを感じ取っていたと思います。

「雨も…いいもんだね、たまにはさ」というちひろのセリフが印象に残りました。それはたぶんニュースの天気予報に対してつぶやいた「雨ばっか…」と対比させたもので、ちひろの心境の変化だと思うのです。
これまでずっと雨(涙)ばかりだけど、前回の涙(振られたこと)があってちひろは今回こうやって桂馬と一緒に過ごしている、だから涙(雨)も悲しいことばかりではなくて、たまにはいいことだってある、…ということだと感じました。
ちひろはユータへ告白するのかしないのか、その結果がどうなるのかということよりも、ちひろ自身が何かを決めて行動することでちひろの心は前を向けるような、心の隙間は埋められるような、そんな気がしました。雨の中を頑張っていた歩美の姿はきっとそういうことだと思います。大事なのは結果よりもそれに向かう心や意志なのですよ、きっと。たぶん。

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