
ハクア篇、終了です。
神のみぞ知るセカイII FLAG 4.0 「地区長、誇りを取り戻す。」


「こんなハズじゃない、こんなハズじゃなかった…」
理想と現実の乖離。ハクアは思い描く自分のあるべき姿に追いつけないことが歯痒くて、でも何にも出来なくて、どうしようもなく悲しかったのですね。でもそれはプライドではなく、周りからの賞賛や期待に応えようとしたマジメさがハクアを追い込んだように見えました。
ガンバレと同じでときに一方的な期待はその人にとってプレッシャーになることがあるのですよね。ハクアがマジメな努力家だったのでなおさらです。努力にも限界があるし、ひとりで悩みを抱え込んでしまったら、そこから抜け出すのは困難になってしまいます。
でもそんな彼女のことを「だいじょうぶだよ」と言ってくれる、信じてくれる、受け止めてくれる友だちがいるのです。ひとりで抱え込まなくてもいい。頼ってもいい仲間がいるのです。
それがエルシィ。エルシィは悪魔としての能力は低くても、優しくて、純粋に相手のことを想うことが出来る子です。だから彼女の言葉は素直にハクアの心に届いたのだと思います。



ハクアが首席の証である鎌を一度落としたのは、優等生としての自分、ひとりで何でも解決しようとしていた自分、そういった心の重荷を捨てたことと同じ意味ですよね。
ハクアは駆け魂拘留にこだわらずに、それをエルシィに任せて、自分はエルシィには出来ない、操られた生徒たちの動きを抑える担当を受け持ちました。状況を把握し、柔軟に考え、出来ることをし、必要なら人に頼りもする。それが出来たことがハクアの成長で、本来の自分を取り戻せたということですよね。
今回は協力してもらってやっとはじめての駆け魂を掴まえることが出来たけれど、自信を取り戻したハクアなら、これからたくさん捕らえることが出来るようになるはず。もともとの才能はあるのだから。

このエピソードがはじまったときはハクアがちょっと可愛いなと思っていたのだけど、終わってみるとヤキモチが可愛かったエルシィにキュンときました。第1期ではそれほどでもなかったのに…(^^;
一生懸命に頑張る子ってやっぱりイイよね。可愛かったらさらに言うことなしデス。

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神のみぞ知るセカイII 第04話 「地区長、誇りを取り戻す。」 感想
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