
応援したくなる、観てると元気をもらえる、それが緒花ちゃんです。
花咲くいろは 第2話 「復讐するは、まかないにあり」



緒花の体当たりの表現がいいな。すごく彼女らしいし、これが青春だ!って感じもします。観ていて胸が熱くなりました。それはある意味オトナになるにつれて忘れてしまう純粋な想いなのかも。何だかまぶしいよぅ。
前回の感想記事を公開後にまた恥ずかしいことを書いてるナーと思って数行をあとで削っちゃったのだけど、――もしそこに冷たい現実がずっと変わらずあるのなら、変えるべきは自分の心、そして周りの人の心なのですよね。出発点はどうだっていい、自分のやりたいことを見つけて、そうして理想と現実の乖離を埋めていくことが生きていくことなのだと思います。人は夢や理想だけでは生きられないのだから。
緒花はいろいろなことを考え、叱られ、悩み、ときには思いのまま行動して、自分を変えようとしています。「自分だけを信じろ、他人に頼るな」という母親の教えをまずは変えていこうとしました。変えないとダメだったんです。だっていま緒花は現実に現実と直面しているから。知らないといけないことが多すぎます。緒花はいま、この温泉旅館で働くため、生きていくためにここにいるのです。
緒花の負けん気と意志の強さ、とにかく前に進むんだという気持ちが伝わってきました。明るくて、元気で、どんなことにも諦めない。こんなの誰だって彼女を応援したくなりますよ。可愛いし。
民子や菜子への復讐が"苦手な食べものを入れたまかない料理"というところに緒花の心の優しさが見えるような。可愛い復讐です。同時にそれがいまの緒花に出来ることであるし、相手のことを知りたい、そして自分のことも知ってほしいということなのですよね。
本音をさらけ出して、気持ちをぶつけて、そうやって相手との心の距離が縮まるのです。緒花がホントに体当たりでぶつかっていったシーンは今週のベストシーンでした。くすっとするというよりも、むしろ胸が熱くなりましたよ。ただただ青春の息吹を感じます。
緒花が民子と菜子を押し倒した場面でちょっと違う感情が湧き起こったのは公然の秘密です。
最後の作家先生のアブナイ雰囲気と行動はちっとも心配になりません。思わせぶりなだけ、あるいはいったい誰が緒花のピンチを救うのかですよね、きっと。


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- *花咲くいろは 第2話「復讐するは、まかないにあり」[ 空色きゃんでぃ ]
- 2011/04/14(Thu) 20:35
今回も爽やかヽ(●´ ω`●)/ 真っ直ぐぶつかってく緒花がすごい! 文字どおり≡( `っ>ω<Σ|ョД`) どーん 「誰かに期待しても、傷つくだけだ だったら最初から、期待なんてしなければいい」 回想シーンも主人公に感情移入できてうまいなぁ。
- *花咲くいろは 第2話 復讐するは、まかないにあり[ つれづれ ]
- 2011/04/14(Thu) 20:42
作家先生……