
貴志の両親の思い出のエピソードです。前編でしょうか。今回もすごくいいお話でした。
最後に塔子さんが言った「いってらっしゃい、貴志くん」に何だか泣けてきました。
もう本当にごく自然に藤原家が貴志の家になってきているのですよね。ここが「ただいま」と言って貴志が帰ってくる家なのですよね。それをあらためて感じてしまいました。
貴志の実家を手放すという電話があってから、塔子さんは貴志の様子をずっと気にかけていました。だけどいつものように見守って、貴志が自分から話してくれるのを待っていたのですよね。そんな親心だと思います。
だから貴志に名前を呼ばれたとき、塔子さんは料理中のコンロの火を止めてちゃんと話を聞こうとしました。このちょっとした仕草や態度で、あぁやっぱり塔子さんだなぁ、いいなぁ、と思いました。そして過去に向き合い、前を向いて進もうとしている貴志に、「いってらっしゃい、貴志くん」という笑顔ですよ。ステキすぎます、塔子さん。

今回も貴志の成長のお話でした。あるはずだった家族の幸せを失くした悲しみと痛み、それを忘れてしまうのではなくて、思い出として胸にしまって、乗り越えていくから前に進めるんですよね。そしてその先にあるのが、いつかきっとくる、貴志が藤原家の本当の家族になること。貴志が両親の思い出に向き合うことはそのために必要なステップなんだと思います。
貴志に前へ進むチカラをくれたのは大切な友人たち、大好きな藤原夫妻という貴志をいつでも迎えてくれる暖かい場所。友人がちゃんと貴志を見て心配して、大事なことを気付かせてくれる。塔子さんだけでなくて、滋さんが3人で写真を撮ろうと言ったのもそうだし、過去の話なんだけど、滋さんは貴志に「もうここは貴志の家なんだから」と言ってくれました。
みんなが貴志を想って、受け止めてくれるから、強くなれる。その起点となったのが藤原夫妻との出逢いで…、何だかもう貴志に代わっていろんなものに感謝したい気持ちです。
次回のお話では、誰かほかの人の両親との関係からも何か大切なものを感じたりするのかな。少しずつ前へと進んでいる貴志は、これからもガンバレ。

多軌が可愛いです。ニャンコ先生をもふもふする多軌をもふもふしたいデス。
あとニャンコ先生が歯を磨くことにびっくりした(笑)。
夏目友人帳 肆 第05話 「過ぎし日の君に」 感想
夏目友人帳 肆 第06話 「硝子のむこう」 感想
夏目友人帳 肆 第07話 「人と妖の間で」 感想
夏目友人帳 肆 第08話 「惑いし頃に」 感想
夏目友人帳 肆 第09話 「月分祭」 感想
夏目友人帳 肆 第10話 「祀られた神様」 感想
夏目友人帳 肆 第11話 「一枚の写真」 感想
夏目友人帳 肆 第12話 「記憶の扉」 感想
夏目友人帳 肆 第13話 「遠き家路」(最終話) 感想
Comment
- コメントは承認制です。書き込みの内容はなるべくネタバレを避けてくださいね。記事の内容に関係のない独自の感想は反応に困ってしまいます。宣伝やマルチポストのコメントは気付きしだい削除させていただきます。あと返信に時間がかかる場合が多いです。ご了承くださいませ。そのほか詳しくは"このブログについて"をお読みください。
-
- 2012/03/14(Wed) 20:32あるるかん #- [] [編集]
夏目の過去は切なくなりますね、それでもいい話だなとしんみりできます。彼は両親に似ていますね。たしかレイコは母方の祖母でしたが、レイコ似なのは隔世遺伝なのかもしれませんね。あと父が小西さんでしたね(笑)。
夏目も辛い境遇でしたが、今みたいな日々を得ることが出来てよかったですよ。ニャンコ先生も夏目の友人たちとはうまくやっているようですね。
名取が然り気無く登場しますよね。ユリコの部屋にも飾られたりしてるし。多軌や笹田が買ったCDももしかして名取が歌ってたり、朗読してたりして(笑)
多軌が久々に登場して嬉しかったです!!個人的にはアニメオリジナルで笹田を登場させるより、その役回りを多軌にあてがって欲しいんですよ。彼女は原作でも出番は少な目ですし、尚更思ってしまいます。サトリナさんの声も合間って凄くいいです。
多軌は『知っている』だけで、あとは普通だから田沼と違って使いにくいのかもしれませんね。それとアニメスタッフは笹田を偏愛して贔屓しているんでしょうね(笑)。
『夏目友人帳』の女性キャラクターは貧乳キャラが多いですね、多軌や笹田が横を向いたときは胸が男性とあまり違いがなかったような(笑)。
ひとつ気になるのは、笹田は夏目(偽)に「お前、美味しそうだな」と言われた後だったのに普通に接していたのは、何かフォローが入ったからでしょうかね?夏目にはそれは苦手そうですが。
映像特典とかで出ないかなぁ(笑)
-
Re:
- 2012/03/15(Thu) 19:57Chel #uWMNODuI [] [編集]
▼ あるるかん さま
貴志は昔がああだっただけに、いろんな人との出逢いがほんとうに良かったですよね。貴志を見守ったり、守ったり、おせっかいもやくニャンコ先生の存在も大きいです。
> 『夏目友人帳』の女性キャラクターは貧乳キャラが多い
そういえばあまり気にしてませんでしたがそうかも(笑)。ま、この作品での重要な要素ではないですが。
あと委員長も多軌も原作でやっぱり出番が少ないんですね。恋愛要素が表に出る作品でもないので、しかたないのかな。言われてる通りに動かしにくいのもあるのかな。
> 何かフォローが入ったからでしょうかね
いろいろあったんでしょうねぇ。その様子が描かれなかったのがちょっと残念ですが、それは視聴者が自由に想像してね、ということかもしれません。でも見たいですねー(^^;
コメントありがとうでした!
Comment Form
Trackback
- TRACKBACK はお返しさせてもらっていますがブログ運営会社のサービス設定や通信状況によっては届かないことがありますのでご了承くださいませ。言及リンク(URL 記述)は必要ありません。そのほか詳しくは"このブログについて"をお読みください。
- *夏目友人帳 肆 第十一話[ あ゛ぁやっちゃったなぁ… ぉぃ… な毎日w ]
- 2012/03/14(Wed) 18:30
「一枚の写真」 つかなくていい嘘はつくな! 田沼の一言が夏目の心の奥の気持ちを吐き出せた^^ 久々に両親の写真を見る夏目、そして橘さんからの突然の電話… 昔両親と住んでいた家を買ってくれる人が現れたようで、一応夏目にお知らせの連絡だった?...
- *夏目友人帳 肆 第十一話 「一枚の写真」[ つれづれ ]
- 2012/03/14(Wed) 18:48
押入れの戸の裏。
- *夏目友人帳 肆 第11話「一枚の写真」[ のらりんすけっち ]
- 2012/03/14(Wed) 19:58
過去に置いてきてしまったものともう一度向き合う。 夏目の手元に残るたった1枚の両親の写真。 夏目の実家って残ってたのね。 以前世話になった親戚の人が管理してました。 藤原夫妻以外とはもう縁がない...
- *夏目友人帳 肆 第11話 『一枚の写真』[ こいさんの放送中アニメの感想 ]
- 2012/03/14(Wed) 20:16
歯ァ磨いたか・・・ってえぇ!?ニャンコ先生歯磨きするんだ。というか専用の歯ブラシが用意されてるのか。まずこの事実にびっくりさせられました。 先週の予告によると夏目の両親に纏わる話みたいで期待も膨らみますね。話は夏目に舘花なる人物から電話がかかってきた事?...
- *夏目友人帳 肆 第11話「一枚の写真」[ WONDER TIME ]
- 2012/03/14(Wed) 20:39
「大丈夫だ、痛くない 忘れるんだ――…」 押入れから取り出した1枚の写真―― 両親との思い出に夏目は… 【第11話 あらすじ】 田沼たちとラムネ水の湧く場所を探しに行こうと盛り上がる夏目の元に、...
- *夏目友人帳 肆 第11話 一枚の写真[ ゲーム漬け ]
- 2012/03/14(Wed) 22:16
貴志の産まれ育った家に買い手がつき、売却される事に。 そこはもう何もない場所だからと、平気そうに振る舞いはしますが、産まれてすぐに亡くなった母の事は覚えていないけど、 ...
- *夏目友人帳 肆 第11話「一枚の写真」[ SERA@らくblog ]
- 2012/03/15(Thu) 00:31
痛かったことは、もう忘れてしまえばいいんだから――。 夏目の生まれた家が売却されることに。 そこはもう何もない過去の場所だからと 夏目は平気そうに見せますが…。 ▼ 夏目友人帳 肆 第11話「一枚の写...
- *夏目友人帳・肆 第11話「一枚の写真」[ 破滅の闇日記 ]
- 2012/03/15(Thu) 13:02
続 夏目友人帳 音楽集 いとうるわしきもの(2009/03/18)TVサントラ、夏目貴志(神谷浩史) 他商品詳細を見る 夏目が幼い頃に住んでいた家は、売られることになりました。誰も使わない家だと置いておいても、管...